女性の一人暮らし~洗濯の頻度と雑菌対策~
一人暮らしを始めてみると、意外と億劫なのが「洗濯」。
量が少ないから楽でしょ?と思いがちですが、少ない量に数十分かかる洗濯の時間がとても長く面倒に感じてきます。
仕事で朝早く出かけて、帰りが遅い人だと、洗濯の途中で寝てしまうことも・・・。
節約・節電という意味でも、数日分ためておいて、「まとめ洗い」する方が良いのでは?
今回は、まとめ洗いのメリットとデメリットについてお話していきます。
洗濯物をまとめ洗いするメリット
まとめ洗いで洗濯機を長持ちさせる
洗濯機は決して安い買い物ではありませんから、急に壊れると焦ります(;^ω^)
ないと困りますし・・
いつかは壊れるものですが、長く大切に使いたいですよね。
大切に使う、とはどう使うことかと言うと、「適量を適度な水で洗う」ということです。
洗濯物を詰め込みすぎると、洗濯機のモーターや駆動部分に大きな負荷がかかりますし、洗濯物が絡まり、水の量も少ないため、汚れも落ちにくくなります。
反対に、少量の洗濯物をこまめに洗濯していると、モーターや駆動部分の作動回数が増え、使い過ぎで故障してしまう可能性があります。
より長持ちさせるためには、洗濯物をある程度ためておき、容量70%くらいで洗濯すると良いでしょう。
洗濯物のまとめ洗いで節水・節電になる
縦型洗濯機の場合、洗濯物のおよそ10倍の水を使うのが理想的。
もし洗濯物が3㎏なら、水の量は30ℓ必要です。
人間一人が一日に着る衣類の量が1.5㎏と言われているので、その他にタオルなどを追加しても洗濯物は2~3㎏程度ですから、30ℓ程度の水が必要になります。
では、二日分で6㎏だから、水は60ℓ必要?
実はそう単純ではないのです。
洗濯物の量を横軸に、水量を縦軸にとったグラフにすると、洗濯物の量が多いほど、傾きが滑らかになる曲線を描くそうです。
つまり、洗濯物の量あたりの水量は、洗濯物が倍に増えても水の量は倍にはならない、ということ。
少ない洗濯物でこまめに洗濯するより、ある程度まとまった量を洗濯する方が、節水になるということです。
更に、洗濯にかかる時間が減るので、節電にもなります。
洗濯物をまとめ洗いするデメリット
まとめ洗いのデメリットは『シミ』と『雑菌によるニオイ』です。
食べこぼしやソースはねは、すぐに処理しないと落ちにくくなりますし、汗や水で濡れた状態にしておくと、どんどん雑菌が繁殖し、不衛生な上にニオイも臭くなってしまいます
また、洗濯物を干すスペースが広ければ問題ありませんが、狭いスペースに洗濯物をぎっしり干してしまうと、洗濯物同士の間隔が狭くなるので、空気の通りが悪くて乾きにくくなり、生乾きの嫌~なニオイが残ってしまいます。
一人暮らしでどうしても洗濯物がたまってしまう時は・・?
こまめに洗濯することでシミやニオイ残りを防ぐことができますが、時間がない時に無理して洗濯し、干し忘れるようなことがあると、余計に雑菌を繁殖させることになります。
そんな時には、洗濯物を少しためておいてまとめて洗濯するしかありませんから、できるだけ雑菌を繁殖させず、シミを作らないためのポイントを押さえておきましょう!
洗濯物をまとめ洗いするときのポイント
- 洗濯かごに入れておく
洗濯機の中は湿度が高いので、雑菌が繁殖しやすい環境です。洗濯機の蓋を開けて中を乾燥させ、洗濯物は洗濯かごに入れておきましょう。
- 『ポイント洗い』と『つけ置き』をする
食べこぼしや泥はね等、汚れの種類によって落とし方が異なります。汚れたらすぐにその部分だけ『ポイント洗い』しましょう。
全体的に薄汚れていたり、大量の汗をかいたときには、酸素系漂白剤や重曹を溶かした水(または、ぬるま湯)につけ置きしておきましょう。洗濯機を回すときに、つけ置き液も一緒に入れて回すと、洗濯槽の除菌にもなるのでおすすめです!
- 風呂の残り湯は厳禁!
節水にはもちろん効果がありますが、ふろの残り湯は雑菌いっぱいです。
衣類に余計な雑菌を付けない方が賢明です。
- 洗濯したらすぐに干す
濡れた状態で放置していると、雑菌が喜んでしまうので、素早く干して乾かしましょう。
- バスタオルよりフェイスタオルを使う
バスタオルの大きさは、大体フェイスタオルの3~4倍です。大きいので乾くスピードも遅いです。
乾く時間が長ければ長いほど雑菌は繁殖していきます。
髪の長い方など、特に女性は、お風呂上りにフェイスタオル1枚では足りない場合が多いですが、バスタオル1枚使うなら、フェイスタオルを2枚や3枚使う方が断然良いわけです。
まとめ 一人暮らしでもため込み過ぎないで!
毎日洗濯!とは言いませんが、ため込むと雑菌の繁殖やシミの原因になります。
特に、女性の衣類はデリケートな素材や形のものも多いので、雑に扱えばすぐダメになってしまい、新しい服を買うことになります。
それでは節約にもなりません。
女性らしい細やかなケアを心がけましょう!