子供が生まれると何かとやってくる行事、お宮参り、お食い初め、初節句。
奥さんが遠方から嫁いだ場合等だと、奥さんのご両親に度々来てもらうとなると大変ですよね。
はたして、これらの行事をまとめてしてはいけないのか?
それぞれの行事の意味合いなどから考えてみたいと思います。
お宮参り お食い初め 初節句の行事の意味
お宮参り
意味合い…土地の守り神に報告をし、無事に生まれてきたことへの感謝と健やかな成長を願う。その土地の一員になったことを認めてもらう行事。
行う時期…清吾30日前後の天候、日柄の良い日が一般的。
行事の内容…神社にてお賽銭後手を合わすだけの略式or神主にお祓いと祝詞をあげてもらう。→その後写真館などでの写真などの場合もあり。
※ただ実際に日数に関してはこだわらなくてよく、母子の体調や、気候などを優先に決めてよい。
お食い初め
意味合い…子供が一生食べ物に困らないことを願う。歯が生えるほど成長したことを喜ぶ意味も込められている。
行う時期…生後100日目が一般的だが、地方によっては前後することもあり。
行事の内容…家や店にて、赤ちゃんに初めて食べ物を食べさせるふりをする。
※しかしこちらも、お宮参りと同様、100日目(3か月少し)となると母子もまだ安定していないので、母子の体調を見ながらの日程調整でよい。
初節句
意味合い…子供が生まれて初めて迎える節句のこと。女子なら桃の節句(3月3日)、男子なら端午の節句(5月5日)となる。
お宮参り、お食い初めとは違い、日にちが決められており、生まれた日によって初節句を迎える月齢がバラバラ。例えば5月に生まれた男子なら1歳弱になり、2月に生まれた女子なら生後1か月というように。
行う時期…例えば4月生まれの男子であれば、初節句まで1か月ほどしかないので、次の年に執り行われることもある。生後間もない場合は翌年に持ち越しのケースは多々ある。
行事の内容…桃の節句の場合は女の子の健やかな成長を願い、ひな人形を飾り、両家の父母を招いてお祝いをする。端午の節句は男の子の健やかな成長と立身出世を願い、兜、こいのぼり、武者人形を飾るのが一般的。
とのことで、お宮参りとお食い初めは、時期は母子の体調を見て。初節句は女子が3月3日、男子が5月5日ということがわかりました。
お宮参り お食い初め 初節句の行事を同じ日に一緒に行うのは可能か?
正直、前に述べた3つの行事、全てが初めての、子供にとっても一回しかない行事ですし、別々にすべての行事を執り行ったほうが、一つ一つを丁寧にできます。
お祝い事がたくさんあったほうが、嬉しい気がしたりもします。
しかし実際に、母親が遠方から嫁いだ身だったり、夫婦ともに出身地とは離れた場所で生活しているとなると、祖父母がしょっちゅうは来るのが難しい、ということも考えられますよね。
その場合は、一気に同じ日に執り行ってしまって大丈夫でしょうか?
結果を言うと、すべての条件をクリアできれば、私は大丈夫だと思います。
一番ネックになるのは初節句だと思います。
なぜかというと、もしも極端な話ですが、5月4日産まれの男子が生まれたら初節句はどうしましょう?
初節句?それどころか、当然母子ともにまだ入院中ですよね。
もちろん初節句は次の年の5月5日ということになります。
そうなると、お食い初め、お宮参りをそちらに合わすとさすがに遅い!ということになります。
このことからわかるように、初節句を執り行う時のお子さんの月齢がお食い初め、お宮参りの時期としても適切かというところを考えなくてはいけません。
その辺りをクリアでき、両家も納得していただければ日にちに関しては大丈夫だと思われます。
お宮参りと初節句とお食い初めを同時にする際に写真や服装はどうする?
では、日にち的にはオッケーでも、考えられる問題点などはないでしょうか?
⑴服装
お宮参り
私の子供のケースで言うと、子供には主人がお宮参りの際に着た着物を着せました。大人たちは正装でした。
お食い初め
同じ日に行う場合は、お宮参りの際の着物のままでもいいかもしれませんね。
窮屈感を感じるとき、動きにくい時は洋服に着替えてもよいですよ。
大人たちは正装でした。
端午の節句
大人たちは正装ですが、子供は洋服or着物どちらでも大丈夫だと思います。
結果:その家々で違いはあるものの、何とかなりそうですね。
⑵写真などの問題
お宮参り、初節句の二つに関しては写真館などで撮る方が多いです。
細かく考えれば、二種類の写真を残すのであれば、お宮参りでは額に口紅で女子ならば小、男子ならば大と書くのが一般的なので、初節句の写真を先に取るほうがいいかもしれませんね。
⑶食事の問題
お食い初め用のお食事を用意すればいいと思います。
まとめ
このように、日にちに関しての条件がそろい、綿密なスケジューリングができるのであれば、スムーズに執り行えるかとは思います。
より良い方法で、みんなが笑顔になれる素敵な行事にしたいですね。