『作り置き』で楽チン時短弁当!
「毎日お弁当を作ってくる人は、何を入れてくるんだろう?」
他人のお弁当の中身が気になったことありませんか?
「昨日の夕飯の残りを詰めてきただけ・・」という人のお弁当と、市販の冷凍食品だらけの自分のお弁当を比べて恥ずかしくなったり(´;Д;`)
だからと言って、毎日夕飯のおかずが残るとは限らないし、毎朝凝ったものを作るのは大変!
そんな時は、『作り置き』しましょう。
時間のある時にまとめておかずを作っておき、小分けに保存しておけば、朝はそのままお弁当に詰めるだけ。
楽できる上に、料理上手アピールもできて一石二鳥です!
作り置きおかずの保存方法とポイントをしっかり押さえておきましょう!
お弁当の作り置きおかずは冷凍できる?
冷凍できます。
できますが、冷凍に不向きな食材もあります。
詳しくはあとでお話しするとして、、、
そもそも「冷凍」とは、食品中の水分が冷やされて食材が凍る現象です。
その過程で、徐々に氷の結晶ができるため、解凍時に空洞ができてスカスカ、グニャッとした食感になってしまいます。
解凍にかかる時間が長いほど氷の結晶は大きくなっていき、解凍後にできる空洞も大きくなってしまいます。
そうならないためには、急速冷凍する必要があります。
急速冷凍により、この氷の結晶が大きくなる前に凍結させることができる他、味や食感の変化も最小限にすることができます。
家庭の冷凍庫では、業務用の冷凍庫のように急冷するのは難しいですが、少しでも早く凍結させるために、以下のことに気を付けましょう。
急速冷凍させるためのポイント!
- 食品についた水分はしっかり拭き取る
- 調理後は粗熱を取る
- 中までしっかり凍結するように、平たくする。
④熱伝導の良いアルミのバットなどに食品を並べたり、ラップで包んだ後にアルミホイルを巻く。(冷凍したら、さらに密閉容器に入れると良い)
冷凍に不向きな食材は?
先述したように、冷凍には向いている食材とそうでない食材があります。
水分と繊維の多い野菜は冷凍に向きません。
水分が多い野菜は、氷の結晶が大きくなりやすく、解凍したときに水分が出て味に変化が出たり、空洞によって食感が変わってしまいます。
また、繊維質の多い野菜は、解凍した時に繊維の周りの組織が空洞化し、筋っぽくなり、せっかくの食感が損なわれてしまいます。
例えば、レタスやトマトは水分が多い野菜ですし、大根、ゴボウなどの根菜類は繊維質で、冷凍に向かない野菜です。
反対に、ほうれん草などの葉物野菜、ブロッコリーなどは冷凍に向いていまが、下茹でしすぎると食感が悪くなり、変色してしまうので、少し硬めに茹でて冷凍しておきましょう。
さらに、小分けにしておくと使いやすくなりますし、調理してから冷凍すれば、そのままお弁当のおかずになります。
お弁当の作りおきおかずを冷凍するときの容器は?
少しでもお弁当作りの手間を減らしたい場合は、『作り置き』おかずを仕分けカップに入れて冷凍してから、密閉容器に入れましょう。
仕分けカップは、シリコン製・アルミ製・紙製など種類も色々ありますが、耐冷温度がマイナス20℃以下のものを選ぶようにしましょう。
紙製カップを使う場合には、耐水性があるものを選びます。
カップに仕分けしたら、アルミバットに並べてラップして急冷し、完全に固まったら、密閉袋やふた付きの密閉容器に入れて冷凍しておきます。
お弁当のおかずは彩りと栄養バランスを考える
お弁当を開けた時にまず目につくのは、全体の色彩です。
茶色いおかずばかりでは、食欲をそそりません。
ほうれん草のソテーや胡麻和え、ブロッコリーとツナの和え物などで緑を足すのはもちろん、コーンや人参などの明るい色を足すと良いですね。
コーンや人参の他、好きな野菜をみじん切りして下茹でし、水気を切ってから密閉袋に平らに入れて冷凍すると、自家製のミックスベジタブルの完成!
彩りとしてお弁当のすき間に入れても良し、ミートボールのタレと和えても良し!色んな料理に使えるので、作っておくと、とーっても便利です!
彩りともう一つ、栄養面を考えるのも重要です。
タンパク質も野菜もバランスよく摂れるように、メインとなる肉や魚のおかず、彩り豊かな野菜のおかず、栄養価の高いひじきなどの煮物を数種類ずつ作り置き&冷凍保存して、目も口も体も美味しいお弁当を作りましょう(^^)/
おわりに
一度にまとめて『作り置き』するのは大変・・・という人も、夕飯で作ったおかず(冷凍できそうなもの)をちょっとずつ冷凍しておけば、忙しい朝はそれを詰めるだけで済みます。
気付いた時に仕分けカップに入れて冷凍庫にポン!っと入れておきましょう!