きゅうりを上手に保存するには?
暑い夏、みずみずしくて美味しいきゅうり。
季節になるといっぱいお店に出回っていますよね。
また育て方が簡単なことから、家庭菜園で育てる人も多い人気の野菜でもあります。
ただ、きゅうりで難点なのが、日持ちがしないということ。
今回は美味しくきゅうりを楽しむためのポイントをご紹介しましょう。
きゅうりの日持ちはどれくらい?常温で保存できる?
きゅうりの日持ちは保存状況によって変わります。
きゅうりは、常温保存でだいたい3日程度日持ちします。
ただし、常温といっても室温20℃以下の場合です。
20℃を超えてくると、きゅうりはすぐに傷みやすくなります。
ですから、きゅうりは冬以外は常温保存はしないことがおすすめです。
では、いったいきゅうりを長持ちさせるためにはどんな保存方法が良いのでしょうか?
きゅうりは常温保存すると腐る?
きゅうりにとって10℃〜13℃くらいが保存に適した温度となっています。
ですから、20℃を超えたらどんどん傷んでしまうんですね。
だからといっても冷たすぎると低温障害を起こしてしまうのです。
低温障害とは、5℃以下で起こります。
くぼんだ斑点、黒褐色色に変色、やわらかくなる、水っぽくなる、低温障害による傷みは様々でう。
特にきゅうりは白くにごった汁がにじみ出てきて、そこから傷んでしまいます。
また、中央部分に茶色の反転ができてしまうこともあります。
変色は健康上の問題はありませんが、味は落ちてしまいます。
きゅうりを冷蔵庫で保存すれば日持ちする?
冷蔵庫できちんと保存すると、きゅうりは10日間ほど日持ちます。
ここで重要なのが「きちんと」ということです。
きゅうりの表面についた水分は拭き取り、キッチンペーパーや新聞紙で1本ずつくるんで、さらにラップで包みます。
これは、乾燥を防ぐだけでなく、冷蔵庫内で冷えすぎて低温障害を起こさないためです。
そして立てて保存。
その際はヘタの部分を上にします。
きゅうりを立てて保存する理由には、きゅうりが植わっている状態と同じ体勢にすることできゅうりにストレスを与えないようにします。
一方、袋に入れたまま横に寝かせておくと、横になった状態から縦になろうときゅうりがエネルギーを消費して、きゅうりに含まれた糖分と水分が使われて、せっかく冷蔵庫で10日間も日持ちするきゅうりも4日くらいまで日持ちが落ちてしまいます。
きゅうりの保存を冷凍庫でする場合
きゅうりは冷凍保存することができます。
ただし、そのまま冷凍するのではなく下処理が必要です。
きゅうりはスライスして塩をふって5分ほど置きます。
そして出てきた水分はしっかり絞って、フリーザーバッグ等に入れて冷凍します。
そのため、一旦冷凍してしまうと、解凍時にはきゅうりの水分が抜けた状態になるので、きゅうりのしゃっきり感は期待できませんが、1ヶ月程度日持ちさせることができます。
あくまでも調理用に保存すると思った方が良いでしょう。
使いかけのきゅうりを保存するには?
きゅうりって1本まるごと使い切れないときがありますよね。
そんな時は、きゅうりをスライスして保存するのがおすすめですよ。
方法はとっても簡単!
スライスしたきゅうりは塩もみをしておくと、冷凍しなくても1週間ほど保存することができます。
一方、大きく切っただけであれば4日、薄切りになると2日程度しか持ちません。
また、漬物ならば濃いめに漬ければ1ヶ月、濃いめのピクルス液に漬ければ1年保存させることができます。
きゅうりが腐っているかの判断
ちなみに、せっかくきちんと保存してもきゅうりは生物ですから傷んでしまうことがあります。
まずは、黄色や茶色に変色していたら見た目で判断がつきます。
またカビも生えやすいのでしっかりチェックしましょう。
触って、表面がぬるぬるしていたり、切ったらスカスカで水分が抜けてしまっているのも傷んでいます。
もちろん酸っぱい、腐った臭いがしてもダメです。
まとめ 美味しいうちにきゅうりは食べましょう
きゅうりはそのみずみずしさが美味しい野菜です。
買ってきたり、収穫したらすぐに食べることがもちろん一番です。
でも、ちょっとした手間で日持ちさせることはできます。
上手に保存して、美味しくきゅうりを召し上がってくださいね。