子供の頃、遠足の前の日など無邪気にてるてる坊主作りませんでしたか?
ティッシュを丸め顔を書き、軒下に吊るしたのは覚えてますが、作って効果があったかどうかは全く覚えてません。
晴れて欲しいのもあったのですが、作る事が楽しくて作って吊るした所がゴールだったんでしょうね。
どうせ作るなら効果を期待したいですよね。
意外に知らないてるてる坊主の正しい作り方・吊るし方を紹介したいと思います。
てるてる坊主を飾る風習や由来は?
白い布や紙でくるんだ人形で、これを正立した状態で軒先に飾ると、明日の天気が晴れになるといわれています。
日本では、江戸時代からこのような風習があり、中国から伝わったといわれています。
由来は、中国にある、箒を手にした切り紙の人形である「掃晴娘(そうせいじょ)」と言われています。
ですが、「掃晴娘」はすっかり忘れられてしまい、今では中国でも日本から伝わったてるてる坊主のほうが知られているようです。
てるてる坊主の吊るし方や決まりはあるの?
晴れるための願掛けなので案外色々なルールがあります、作り方とてるてる坊主のルールも紹介しますね。
てるてる坊主作りで用意するもの
- ティッシュペーパーかキッチンペーパーか古布など白い物
※ティッシュペーパーは雨風への耐久性が低いので、キッチンペーパーか古布がお勧めです。 - (頭の中身になる)ティッシュペーパーかピンポン玉かサランラップなど
※軽い物の方が吊るす時のバランスがよくなるのでサランラップを丸めるなどもお勧めです。 - 輪ゴムか紐
※紐だけでもいいですが、輪ゴムで首をしっかりつくる方が作りやすいですしお勧めです。
てるてる坊主の作り方
①頭の中身を作ります。
ティッシュやサランラップを丸めてでもいいですし、あればピンポンでもよしです。
破けてしまった人形の中身の綿を使ってもいいでしょう。
この時に注意する事は、大きすぎず重すぎないように作ることです。
てるてる坊主の傾きや、逆さ吊りになってしまうと悩む方は、ここを改善してみて下さい。
重力にはてるてる坊主も勝てません。
頭が重くて下になってしまうのは当たり前ですよ。
②ペーパーや古布など用意した物で①をおおいます。
この時、なるべくお顔がシワくちゃにならないようにおおいましょう。
なので①が小さ過ぎると顔がシワだらけになるし、大きすぎると重くなってしまってダメ…と難しいですが、頭を作り下のヒラヒラの長さを取りつつバランスをみながら調節して下さい。
③輪ゴムや紐で首のところを結びます。
この時に吊るす紐も一緒に結んでおきましょう。
そしてお顔とヒラヒラを整えてあげましょう。
これで完成!
なんと顔は書きません。
”左眼以外を書く”でもいいそうですが、てるてる坊主にとっての左眼?書く人から見た左眼?とか迷いそうだし間違えそうなので、顔はなしでいいでしょう。(顔を書くなら、てるてる坊主にとっての左眼は書かないで下さい)
てるてる坊主を吊るす場所はどこが良い?
場所:軒下や窓際などの空がよく見える所の南側。
紐でカーテルレールや物干し竿の端っこなどに、逆さまにならないにバランスをとり、晴れて下さいと思いを込めて吊るして下さいね。
てるてる坊主のお役目が終わったら?
願いが叶ったら、顔を書いてあげましょう。
左眼だけないてるてる坊主は、左眼を書いてあげましょう。
他にも願いが叶ったらお酒を頭からかけてあげる、川に流すかお焚き上げをするなどもあるそうです。
※てるてる坊主を作った素材によって、川に流すと害になるものもあるので、その時には外してから流しましょう!
そして、さすがのてるてる坊主も必ず願いを叶えてくれるとは限らないかも知れません。
願いが叶わなかったときの対処もあります。
まさかの…顔をなぐる、または、ゴミと一緒に捨てるとかだそうです。
願いを叶えてくれなかったからと言って、せっかく作ったてるてる坊主を殴るのはやめておきましょう。
子供の教育上でも教えたくないので、まぁまた作る時は願いを叶えてねと一言添えて捨てましょうか。
まとめ
てるてる坊主が願いを叶えてくれたら川に流す事も考えると、キッチンペーパーで中身はトイレットペーパーなんかが環境的にはいいかもしれませんね。
そして、顔は書かずに願いを叶えてくれたら書く、南側の空がよく見える所に吊るせば、あなたの心も天気も明日もよく晴れますよ。