駐妻とよく呼ばれている駐在妻。
駐在妻とは、仕事で海外への駐在が決まった旦那様に付いて行き、海外で生活をする奥様のことです。
日本の人から見ると、駐在をするということは旦那様の出世、海外手当で給料が上がり、海外でのリッチな生活ができる、などと良いこと尽くしに聞こえるようです。
でも、実際にはそんな良いことばかりではないんです!!!
アメリカへ駐在が決まった旦那様と奥様がしておきたい心構えと、知っておいた方が良いことについて、いくつかご紹介します。
旦那様にも奥様がどんなことに直面するのか、大変さや不安などが少しでも伝わればと思います。
アメリカ駐在が決まった!夫と妻が準備するものは違う?
アメリカ駐在が決まったら、計画的に準備をしないと大変なことになってしまいます。
私の場合、結婚、退職、駐在、とややこしい手続きが必要なことが、同じタイミングで3つも来てしまいました。
このような人は少ないと思いますが、少なからず何かしらの手続きはあるので、何をしなければならないのか整理して準備を行う必要があります。
手続きには、自分が役所に行って行う手続きと、旦那様の会社で手続きを行ってもらうものがあります。
保険証券などは日本のものと、アメリカで使用するものがあるので、手続きを忘れると病気になったときに大変なことになってしまいます。
私は、年金の手続きを忘れてしまい、年金機関からお手紙が何度か来てしまいました。
私は頻繁に一時帰国を予定していたので、その時に手続きできました。
ですが、お子さんがいる人や、簡単に帰国できない人は、最初にしっかりと手続きをしないと、後々面倒なことになってしまうので注意が必要です!
アメリカ駐在に引越しつきもの!アメリカの家事情は日本と違う?
駐在となると、会社から用意されたアパートか、住宅手当が支給され、それに見合った場所を探して住む、という二択が多いです。
私は住宅手当をもらい、立地、家賃、内装、を見ながら自分たちで家を探しました。
アメリカのドラマをよく見ている人なら知っているかもしれませんが、アメリカの家は日本と違い、基本的に2ベッドルーム+2バスルーム(お風呂・トイレ・洗面の部屋)の間取りが多いです。
部屋も広くて快適なのですが、正直、夫婦二人には広すぎます。
夫婦ふたりなのに、バラバラのバスルームなんて使わないです。
掃除する場所が増えるだけなので、1ベッドルーム+1バスルームで十分だと思いました。
夫婦それぞれの部屋が欲しい場合、2ベッドルーム+1バスルームという部屋は一般的にはありません。
なので、2ベッドルーム+2バスルームの部屋を借りることになると思います。
女性の城キッチンは機能性重視で使いやすい
アメリカの家のキッチンは、料理中でも沢山物を置くスペースがあって、広々していて好きです。
そしてなんと、どこの家にも食洗機、オーブンが付いているんです。
食洗機は大きくて、鍋も食器も入るので毎日使っています。
これは日本より良くて気に入っています。
専業主婦で、毎日時間がある奥様は大きなオーブンでお菓子作りも良いかもしれませんね♪
アメリカへ駐在の前に覚悟しておくべきこと
アメリカ駐在の生活が始まったら、友達、親、など知っている人が周りから誰一人いなくなるということを覚悟しなければなりません。
ご近所さんなど知り合いができるまでは、旦那様しかいない世界で過ごすことが多くなります。(お子様がいる方はお子様も)
さらに、アメリカということは、母国語ではないため、なれるまでは言語が通じにくく、何をするにも調べて話す、調べても通じない、という状態が日常的に起こります。
駐在の場合、旦那様は仕事がとても忙しい場合が多いです。
一人で行動しなければならない場合が多く、最初は不安に思いながら毎日を過ごすことも多かったです。
駐在妻が元気に過ごすために大切な二つのこと
楽しそうな駐在生活♪と思い挑んだ生活で、私は初めてメンタル面にとてもダメージを受けました。
私の場合、アメリカ含め海外旅行が好きで、よく出かけていました。
大学では、英語の学科にいたので英語が嫌いなわけでもなく、一般の人よりは英語が話せる方だと思います。
そんな私であっても、ずっと一人で何もすべきことがなく、ただ旦那様の帰りを待つ日々に、段々と気持ちが落ち込んでしまったのです。
あまり愚痴や落ち込んでいるのを、周りに打ち明けることが好きではない性格ではないため、誰にも相談できなかったのです。
それが、悪循環を生んでいたんですね。
はじめての環境で生活するときに大切なこと
全く異なる環境で生活をする時に大切なことは、まず二つあります。
ひとつ目にやるべきこと
ひとつは、「誰かに相談して話を聞いてもらい、不安や不満を打ち明けること」です。
不安や不満に思っていることを、旦那様や日本にいる家族や友だちに聞いてもらうだけでも、かなり気持ちが楽になりますよ。
ふたつ目にやるべきこと
ふたつめは、「やるべきことを早めに見つけ、積極的に自分から一歩を踏み出してみること」です。
英語の勉強をする学校や、そのほか趣味の習い事などをするのがいいかもしれませんね。
私は、運転免許を持っていなかったので、免許の勉強に励みました。
この二つを行ってからは気持ちがあまり落ち込むことが少なくなり、”楽しい”と思えることが増えました。
まとめ
これから駐在妻となる人、今駐在妻の人、駐在を経験しないとわからない不安や大変さは沢山ありますよね。
だけど、せっかくのアメリカ生活。
ここアメリカにいるときにしか体験できないことを思いっきり楽しみましょう!
楽しい毎日を過ごせるか、過ごせないかは、あなた次第ですよ!