友達の家に遊びに行って帰ってきた息子が、突然持ち帰ってきたカブトムシ。
話を聞くと、友達の家で育てていたカブトムシの幼虫がたくさん生まれたということでした。
保育園児の頃は、虫が苦手で一言もカブトムシを飼いたい!なんて言わなかった子供の成長は嬉しいのですが、カブトムシを飼育したことがない母にとっては大問題!
そんな私と同じ悩みを持つあなたのために、カブトムシを飼育するために必要なものや買わなくてもいいものを紹介します。
カブトムシの飼育初心者でも大丈夫!必ず揃えたい道具
まずはじめに、カブトムシを飼育するために欠かせない「5つ道具」についてご紹介させていただきます。
- 飼育用ケース
- 飼育用の土(マット)
- 枯れ葉や木の枝
- 霧吹き
- エサ
これらは、近くのホームセンターやスーパーに行けば揃えることができます。
もっと安く手に入れたいという方は、ダイソーなどの100均でも購入することができます。
どれもお手頃な値段なので、ぜひそろえてあげてください。
カブトムシの飼育ケース選び!大きさはどれ位がいい?
カブトムシの飼育用ケースは、できれば大きな方が良いですが、カブトムシ1匹なら百均でも購入できる小さめの飼育ケースでも大丈夫ですよ。
繁殖させたい時は、横幅が30cmほどの飼育ケースを選ぶといいですよ。
飼育ケースには、防虫シートがあると安心です。
飼育用ケースは通気を良くするためにフタ部分にスキマがあいてます。
カブトムシの餌であるゼリーの臭いに引き寄せられて、このスキマからコバエが侵入することがあるので、防虫シートでコバエからカブトムシを守ってあげましょう。
防虫シートがなくても新聞紙で代用できるので、まずは新聞紙で試してみてもいいかもしれません。
カブトムシを飼育する土はなんでもいい?
カブトムシの飼育ケースが用意できたら、次は心地よく暮らせる環境を整えてあげましょう。
カブトムシは自然の中で暮らす生き物なので、出来るだけ自然の環境に近づけてあげることが大切です。
その第一歩が土です。
これもホームセンターや百均にカブトムシ飼育用の土として色々売ってるので、お手頃な商品を用意してあげるといいかもしれませんね。
カブトムシの場合、園芸用の腐葉土でもいいようです。
ただし、必ず無農薬の商品を選んであげてくださいね。
この飼育用の土のことをマットと言います。
カブトムシは夜行性のため、昼間はこのマットの中で休んでいるので、ふんわりたっぷりマットを敷いてあげましょう。
カブトムシの飼育に枯れ葉や木の枝は必要?
より自然環境に近づけるために、枯れ葉や木の枝は必需品です。
カブトムシは一度転倒すると、なかなか自分では起き上がることができません。
木の枝があると、それに掴まって起き上がれますので、カブトムシが安全に暮らせるように用意してあげましょう。
また、木の枝があることで転倒防止にもなりますし、なによりカブトムシの遊び場にもなります。
少し大きめの登り木があると、よりカブトムシが楽しくストレスフリーに暮らすことができるので、用意してあげることをオススメします。
ホームセンターでもいろいろ売ってるけど、子どもと一緒に近くの公園や森林に拾いに行くとタダで手に入りますよ。
霧吹き
カブトムシは乾燥が苦手です。
マットが乾燥してきたなと思ったら、霧吹きで水分を補給してあげましょう。
この水分補給、夜にするとカブトムシがケースから飛んで出て行ってしまう危険性があるので、昼間のカブトムシが休んでる間にそっと霧吹きしてあげるのがポイントです。
カブトムシの餌はスイカやキュウリでも大丈夫?
カブトムシが快適に過ごせる環境が整ったら、生き物には欠かすことのできない食事の準備が必要になります。
これもホームセンターや百均で、カブトムシ用のゼリーが売ってるので用意してあげましょう。
バナナやリンゴも好んで食べるようなので、こういった果物を用意してあげてもいいかもしれませんが、腐りやすくケースないが不衛生になりやすいため、こまめに管理できできない方はやめておいたほうがいいでしょう。
スイカやキュウリは水分が多く下痢をおこしやすくなります。
栄養価も低いので、カブトムシに与えるのは控えたほうがいいでしょう。
水分が多いとオシッコの量も増えるので、飼育ケースの中が不衛生になり臭いもきつくなります。
カブトムシ飼育に無くても大丈夫なグッズ
シーズンになると、ホームセンターや100均でいろんなグッズが所狭しと並んで販売されてます。
上に書いた5つさえ準備できれば、他は正直なくても大丈夫です。
例えば、「ハスクチップ」といってヤシの実の皮を砕いてチップにしたものや、ヒノキのチップなんかも売ってて、見た目はかっこいいなって思いますけど特に必要ないです。
それと、プロテイン入りのマットはやめておいた方がいいです。
カブトムシが大きくなる効果があるみたいですが、とにかくにおいがキツイ!です。
カブトムシをマッチョにしたい!と本気で思う方以外はやめておいた方がいいです。
カブトムシ飼育初心者の方は、あれこれ買い集めるのではなく必要最低限のグッズでも十分に飼育を楽しむことができます。
お金を使っていろんなグッズをそろえるよりも、子どもがカブトムシに心を注げるような環境を作ってあげることが大事なんじゃないかなと思います。
最後に
生き物を育てるということは、子供の教育にとっても非常に大切なことです。
長い夏休み、カブトムシの飼育を通して子どもに貴重な経験をさせてあげると共に、自ら何かを感じいろいろな気付きや発見をし成長していく姿を見たいですよね。
親子の絆がさらに深まるキッカケになるといいなと思います。
この記事が少しでもそんな親子のお役に立てれば嬉しいです。