スイカの食べ頃の見分け方と保存方法
夏と言えば、スイカ!スイカ割りの季節ですね~♪
夏の間に一度は食べておきたいスイカですが、『食べ頃の見分け方』を知っていますか?
スーパーで売られているカット済みのスイカなどは、中の様子がわかるので、なんとなく美味しいスイカがどうか見分けることができますが、スイカ一玉買うときは、どのように見分ければよいのでしょうか?
スイカの食べ頃を見分ける方法と、食べかけスイカの保存方法についてご紹介します。
スイカの食べ頃とは?追熟させたほうがいい?
果物には、食べ頃で収穫するものと、収穫後に熟していく(追熟する)ものがあります。
スイカはどちらか?というと・・・
意外かもしれませんが、前者の「食べ頃で収穫するもの」なんです!
つまり、スイカは食べ頃で収穫されているので、スーパーや直売所などで購入したら、すぐに冷やして食べた方が良いでしょう。
但し、農家の方が「食べ頃だ!」と判断して収穫しているので、稀にハズレがあるのは仕方ないですね。
美味しい?スイカが食べごろかどうかの見分け方
購入後の食べ頃を見分けるメロンなどとは異なり、スイカは「買ったらすぐに食べる」ものなので、売り場に並んでいる段階でより美味しいスイカを見分ける必要があります。
美味しいスイカを見分けるポイントはいくつかありますが、有名なのは『音』でしょうか。
我が家では、例年祖母がスイカを作っていますが、最後は叩いて『音』を確認しています。
食べ頃のスイカは、叩くとボンッ!と響くような音がします。
色々叩いてみないと聞き分けるのは難しいのですし、スーパーで叩きまくるわけにもいかず・・・他の見分け方も知っておくと良いですね。
『スイカの音』以外で美味しいスイカの見分ける方法>
- 縞模様
緑と黒の縞模様がぼやけずにハッキリしているもの。
また、縞模様がハッキリしているスイカで、さらに縞模様に凹凸があるものは、より甘くなっていると言われています。
- 重さ
重いスイカほど、良く育ち、実が詰まっていて美味しいです。
- 形
キレイな真ん丸のスイカが美味しいです。
また、ヘタの周りが少し窪んでいたり、花落ち部分(お尻の部分)の大きさが5円玉程度で大き過ぎないものがおすすめです。
- ツルの状態
スイカは採れたてが美味しいですから、ツルが緑で硬いものが新鮮である証拠です。
ただし、スーパーなど、売り出し中で試食できる場合は、食べてみるのが一番ですね!
美味しい小玉スイカの見分け方は?
小玉スイカとは、文字通り小さなスイカです。
直径平均20cm、重さ1.5~2㎏ぐらいで、甘みが強く、皮が薄いのが特徴です。
「食べきれないから・・」「冷蔵庫に入らないから・・」という理由で小玉スイカを買われる方が多いようですが、大玉スイカと小玉スイカは別ものです。
“大玉スイカをまだ小さいうちに収穫したものが小玉スイカ”だと勘違いされている方もいるようですが・・
小さくても、味や食感はバッチリです。
美味しい小玉スイカを見分ける方法は、基本的には大玉スイカと変わりません。
スイカの保存方法
一玉丸ごと買ったスイカは、食べるまでどのように保存しておくのが良いでしょうか?
また、一度に食べきれず、残ってしまったスイカはどう保存しておくのが良いでしょうか?
実は、スイカは冷やしすぎると甘みが弱まり、せっかくの美味しさが失われてしまいます。
とはいえ、保存に適した温度は10℃~15℃と言われていますから、暑い場所で常温保存するのもよくありません。
<丸ごとスイカを保存する>
丸のまま保存する場合は、風通しの良い涼しい日陰(冷暗所)で常温保存しましょう。
よく、食べる前に、冷たい水を張った桶でスイカを冷やす光景を見たことがあるかもしれませんが、水に一時間程度浸けて冷やしておくと、10℃前後のちょうど食べ頃のスイカになります。
<カットスイカを保存する>
カットしたスイカは、ラップで包んで冷蔵保存しましょう。
スイカは約90%が水分ですから、カットスイカをそのまま常温保存して空気に触れていると、水分が蒸発したり、暑さで傷みやすくなります。
ラップで包んで冷蔵保存し、できるだけ早く食べきるようにしましょう。
スイカは冷凍できるか?
また、普通の食べ方に飽きた時は、冷凍するのがおすすめです!
水分が多い果物なので、冷凍したものを自然解凍するとぐにゅっと不思議な食感がするので凍ったまま使用するのがおすすめです。
冷凍したスイカは、スムージーやシャーベットなど、ひんやり冷たいデザートを作るのにぴったりですよ!
スイカを冷凍庫で保存できる期間は?
スイカは、冷凍保存なら2週間程度持ちますので、適当な大きさにカットして冷凍しておけば、「暑い~ι(´Д`υ)何か冷たいもの食べたい」なんて時に、凍ったまま食べられるので便利ですよ。
最近流行りの、凍った果物をかき氷にするスイーツに、冷凍スイカを追加してもいいかもしれませんね。
スイカを食べ過ぎてもむくみの原因にならないって本当?
むくみは、腎臓病からだけでなく、心臓病や高血圧が原因で起こる場合もあります。また妊娠や水分を取りすぎた時、不摂生な食事などが原因で手足や顔のむくみが生じることもあります。
体がむくんでいるときは、体内の水分バランスが悪くなっている時が多いです。体内の余分な水分を排出させてあげるとスッキリすることはわかっていても、マッサージや運動をするのは面倒くさいですよね。
そんな時は、水分補給を兼ねてスイカを食べてみませんか?
スイカの種子と果肉には、カリウムという疲労回復や利尿作用がある成分がたくさん含まれていて、むくみの解消に役立つそうなんですよ。
スイカに含まれるスーパーアミノ酸「シトルリン」の役割とは?
ほとんどの人が捨ててしまうスイカの皮には、血流改善や抗酸化作用のあるスーパーアミノ酸「シトルリン」が含まれていて、血流の状態を良くしてくれる働きがあります。
シトルリンは、スイカ以外の他の果実にはほとんど含まれていない成分なんですって。
ちなみに、スイカの種には解毒作用があり、熱さましに用いられたり、果肉と同じように利尿作用があります。
スーパーアミノ酸「シトルリン」をしっかり摂りたいときは、スイカの皮を漬物にして食べると栄養を無駄なくいただくことができますね。
スイカを食べたときに塩をかけすぎた時はカリウムの出番です!
夏は汗をたくさんかきますよね。その汗と一緒にナトリウム(塩分)が体外に排出してしまうので、自然と塩気の利いた食べ物が恋しくなってしまいます。そうすると、知らないうちに塩分を余分に摂取していた…ということも。
スイカに含まれるカリウムは、摂りすぎたナトリウム(塩分)を体外に排出するための働きをし、野菜や果物などの幅広い食材に含まれています。
おまけに、サイレントキラーと呼ばれる高血圧など循環器疾患の予防にも効果的があるらしいのです。
アンチエイジングに効果的なカリウムは、スイカ200gに約240mg含まれています。
スイカに塩をかける組み合わせは、栄養だけで見ればナトリウムとカリウムを一緒に補給できるので効率的といえますね。
まとめ
・スイカは食べ頃で収穫されるので、買ったらすぐ食べる。
・美味しいスイカを見分けるポイントは、
- 音
- 縞模様
- 重さ
- 形
- つるの状態
・丸ごとスイカは冷暗所で常温保存し、食前に、水を入れた桶などで冷やす。
・カットスイカはラップに包んで冷蔵保存、または、食べやすい大きさにカットして冷凍保存する。
スイカは夏の風物詩。ちょっと贅沢かな?と思っても一度は食べておきたいもの。せっかく奮発して丸ごとスイカを買うなら、美味しいスイカをばっちり見分けましょう!