スエード靴にも使える!?防水スプレーの種類と使い方とは?
スエードの靴は、手さわりが良く、色やデザインも豊富で、男女問わずに人気がありますよね。
そんなスエード靴ですが、年間を通して履けるわけではありません。
雨の日や、夏の暑い日など、TPOによっては、難しいこともあります。
お出かけ前から雨が降っていれば別ですが、出先で降られてしまって困った!ということも多いのではないでしょうか?
そんなときは、防水スプレーの出番です!!
しかし、量や回数/方法など、知らないことも多いのではないでしょうか。
ここでは、ちょっと詳しくご紹介します。
あなたの靴が、かわいそうなことにならないためにも、
よく読んでみてください。
防水スプレーの種類
防水スプレーは、フッ素系とシリコン系に分かれます。
これらの違いについて、まとめてみました。
シリコン系の防水スプレーの特徴
シリコン系は、革の表面に被膜を作って、水を浸透させないようにするものです。
表面をしっかりコーティングするので、通気性はなくなりますが、即効性に優れています。
ただし、通気性がなくなるので、革の劣化が進んでしまうこともあります。
フッ素系の防水スプレーの特徴
フッ素系は、革の繊維に水より細かいフッ素の樹脂を浸透させて、撥水加工をほどこす形になります。
フッ素樹脂は、革の表面に乗っている状態なので、撥水加工の利いている状態は長持ちしません。
スエードの靴などに使うなら、フッ素系のタイプを選びましょう。
スエード靴にフッ素系防水スプレーがいい理由とは
理由としては、フッ素タイプの方が、通気性に優れているからです。
通気性が悪くなってしまうと、革が劣化して、ひび割れしてしまうこともあります。
最悪のパターンだと、カビが生えてしまって、せっかくのスエード靴が台無し!!なんてことにもつながってしまいます。
商品の中には、撥水効果を高めるものや、栄養を与えてくれたくれるものもあります。
上手に選んで使ってみてください。
スエード靴に使う防水スプレーは100均のものでもOK?
最近は、100円ショップにも売っている防水スプレーですが、性能はどうなのかな?と思いませんか。
安いに越したことはないのですが、心配になりますよね。
結論から言うと、使うものによっては、100均の商品でもOKです。
買うときに、シリコン系なのか、フッ素系なのかをしっかりと確認してください!!
防水スプレーをする頻度と注意点は?
防水スプレーを使うときの注意点を先にお話しします。
- 使うときは、室内では行わない
- ゴム手袋をはめて、マスクをする
- 小さいところで試してから、全体に使う
- 靴紐などの装飾は外してから使う
- 靴の中にスプレーが入らないように、新聞やタオルで中を保護する
- 雨などで濡れた後にする場合は、乾燥させてから使う
- スプレー後は、ブラッシングをする
などです。
そこまで?と思われるかもしれませんが、注意するに越したことはありません。
防水スプレーを靴に吹き付けるときに、注意したい点がまだあります。
それは、
- スプレー缶を使う前に振らない。
- 30~50㎝程度靴から離して全体的に2・3回スプレーする。
- スプレーした後は、30分以上かけて、乾燥させる。
スプレー缶の中には、高濃度の溶剤が混ざり合った状態で充填されています。
この状態のスプレー缶を振ってしまうと、中に充填されている溶剤が残ってしまい、十分な効果が得られなくなってしまいます。
防水スプレーは、振らずにそのまま使いましょう!!
スプレーする回数ですが、
週に2~3回・雨に降られたらその都度スプレーするのが一般的です。
外出した場合は、数日に一回程度、外出していない場合は、5日に一回程度が目安になるでしょう。
雨が降った日以外でも、こまめにしておくと効果が持続しやすくなり、いつでもきれいな状態を保つことができますよ。
最後に
お気に入りの靴や、思い出のある靴、きれいなままで、長く履きたいですよね。
そのためにも、お手入れに十分に時間と、手間をかけてあげてくださいね。