余ったホールケーキはどうしてる?ケーキの冷凍と解凍方法について
最近は、記念日といえば「ケーキを食べる」人が多いですよね。
特に、誕生日やクリスマスは食卓を華やかにしたくて、ついつい大き目のホールケーキをどん!と買ってしまいがちですが、余らせてしまった経験ありませんか?
ケーキって結構お値段しますし、何より美味しい!捨てるのはもったいない・・・明日も食べよう!と思って冷蔵庫に箱ごと入れて置いたら、次の日はパサパサしていて美味しくない!
では、余ってしまったらどうすれば良いのでしょうか?
余ったケーキは冷凍保存する
空気に触れないように密閉容器に入れて冷蔵保存した場合でも、消費期限内に食べきる必要があります。
ホールケーキに限らず、もしケーキが余ってしまったり、買ってきた時点で「食べきれないな~」と思ったら、早めに冷凍するようにしましょう。
但し、ケーキと言っても、種類が色々ありますね。
どんなケーキも冷凍OKかというと、そうではありません。
冷凍保存に向いているケーキと不向きなケーキ
基本的には、水分量が多いものは冷凍に不向きと言えます。
生のフルーツが飾られている物やタルトなどは解凍したときに水っぽく、ケーキがべちゃっとしてしまいます。
生のフルーツを取り除ける場合は、取り除いて(フルーツだけ食べてしまって)から冷凍すると良いでしょう。
反対に、チーズケーキやガトーショコラ、パウンドケーキのように焼いてあるケーキは、水分量が少なく、冷凍に向いていると言えます。
定番の生クリームやチョコクリームを使用したデコレーションケーキも冷凍できますが、生のフルーツが飾ってある場合は、取り除いておきましょう。
ケーキは小分けにして冷凍するべし!
ケーキを冷凍する時のポイントは3つ!
- 生のフルーツは取り除く
先述した通りです。
- 小分けにして冷凍すること
完全に冷凍するまでに時間がかかりすぎてしまうと、どんどん劣化していきます。
急速冷凍が理想ですが、ご家庭の冷凍庫ではなかなか難しいので、少しでも時短するために、ホールケーキは小分けにカットしてから冷凍します。
- 空気に触れさせないこと
空気に触れると乾燥してパサついたり、他の食材のにおいが付いたりして味が落ちてしまいます。
隙間なくラップを巻き、密閉袋や密閉容器に入れて冷凍しましょう。
補足生クリームのケーキなどは、ラップを巻くと形が崩れてしまうので、『密閉容器を逆さにして使う』方法がおすすめです!
まず、密閉容器のフタを裏返しに置き、フタ裏にラップを敷きます。
その上にケーキを置き、上から容器の本体をかぶせるようにして密閉します。
このまま冷凍することで、きれいな形のまま冷凍できますし、解凍して食べるときには容器のフタを皿代わりにすることもでき、一石二鳥です♪
ケーキに限らず、冷凍した食材は1ヶ月以内に食べきるのが良いとされています。長期間冷凍すると、変色したり、風味が損なわれてしまったりするからです。
そもそも、ケーキは「当日中にお召し上がりください」などと書かれていることが多く、賞味期限の短い食べ物ですから、3週間以内には食べた方が良いでしょう。
冷凍したケーキの解凍方法
冷凍したケーキを解凍するときは、冷蔵庫に移してゆっくり解凍させましょう。
常温で自然解凍させると、外側から徐々に解凍していくため、中まできちんと解凍する前に、先に解凍した部分(生クリームなど)が温まってしまい、べちゃっとしたり菌が繁殖して食中毒の原因になったりします。
電子レンジは解凍もおすすめしません。電子レンジだと解凍にムラができますし、生クリームのケーキなどは温まると美味しくなさそうですよね。
温めると美味しくなるのは、『フォンダンショコラ』です!
温まって、中のチョコがトロっと溶け出すのが美味しいケーキなので、冷蔵庫でゆっくり解凍したのちに、レンジで温めるか、トースターで表面を少し焼くと美味しくいただくことができます。
冷蔵庫での解凍には少し時間がかかりますので、食べる数時間前には冷蔵庫に移しておきましょう。
半解凍の状態が“アイスケーキのようで美味しい“と、あえて半解凍で召し上がる人もいるみたいですよ。
解凍したケーキは、その日のうちに食べてしまいましょう。
おわりに
生クリームを使ったバースデーのデコレーションケーキなどは、フルーツを取り除けば冷凍することができます。その際は、急速に冷凍するために、カットして小分けにしてから冷凍しましょう。
また、食べかけは衛生的によろしくないので、初めにカットしておいて、口を付けていないものを冷凍するようにしましょう。