あなたは、年に何回「うなぎ」を食べていますか?
普段からうなぎを外食したり、食卓に並ぶご家庭は、そう多くはないと思います。
それはなぜか?
お店で食べる天然のうなぎは高級で、その辺の定食屋さんやレストランでは扱っていないことがほとんどだからです。
「もっと気軽にうなぎを食べたい」
そんな時には、スーパーのうなぎを買ってくるしかありませんよね!
「スーパーのうなぎは固くてまずいから嫌!」
そんな声も聞こえてきそうですが、、、
ちょっと待ってください!
電子レンジでの温めに失敗しただけかもしれません!
“スーパーのうなぎ”を美味しくいただくための温め方をお教えします(^^)
うなぎの温めるのに「電子レンジ」はNG?
電子レンジでも、上手に温めれば、それなりに美味しくいただくことができます。
電子レンジは、マイクロ波が食品中の水分に直接働きかけるので、スピーディーに加熱することができますが、温めるものによって温め方や時間を調節しないと、どんどん水分の温度が上昇し、沸騰して水分がなくなってしまいます。
スーパーで売られているうなぎの蒲焼は、既に水分が少ない状態なので、一気に温めてしまうと、水分が蒸発してパサパサになってしまいます。
うなぎを電子レンジで温めて失敗した経験がある方は、ただお皿にのせて加熱し、うなぎの水分を飛ばしていた、というわけです。
うなぎを電子レンジで上手に温める方法
では、電子レンジで温める場合、どのようにすれば良いでしょうか?
- まず、うなぎに熱湯をかけ、余分な水分をキッチンペーパーで軽く拭き取る。
- 大きめ(少し深さのある)の耐熱皿にうなぎを皮が下になるようにのせる。
- タレと酒大さじ1~2をうなぎにふりかける。
- ふんわりラップをかける。
- 500wでおよそ1分~1分30秒加熱して完成!
※加熱時間はご家庭のレンジによって異なります。
うなぎをフライパンや魚焼きグリルで上手に温める方法
レンジで温めてもそれなりに美味しいですが、“実も皮もふっくらさせたい“のであれば、以下の方法がおすすめです。
うなぎの温め方①フライパン調理part1;酒とタレ
- うなぎに熱湯をかけて、余分なタレと臭みを洗い流す。
※水分を吸って、温めた時にふっくらさせる効果もあります。
- キッチンペーパーで水分を軽くふき取る。
- 酒大さじ2、タレ大さじ2をフライパンに入れて熱したところに、うなぎを入れ(皮が下)、弱火で5分煮詰める。
- 煮汁がなくなり、ツヤが出たら完成!
※付属のタレが少ない場合は、タレを水(または、お湯)で薄める。
うなぎの温め方②フライパンpart2;緑茶
- 温め方①同様、熱湯をかけてから、キッチンペーパーで水気を軽く拭き取る。
- うなぎの皮を下にして、フライパンに入れる。
- うなぎが浸るくらい、緑茶を注ぐ。
- 蓋をして、中火で3~5分加熱する。
- 蓋を取って加熱し、煮汁が少なくなったらタレを入れる。
- 更に加熱を続け、少し煮汁を残して完成!
うなぎを緑茶で煮ると身がふわふわになります。
これは、時間の経過とともに固くなったコラーゲンが、緑茶に含まれる「タンニン」によって柔らかくなるからです。
うなぎの温め方③魚焼きグリル
こちらは某TV番組で紹介されていたやり方です。
- うなぎをバットに入れ、熱湯を注ぎ入れて湯洗いする。(うなぎが浸るくらい)
- すぐにうなぎを取り出し、余分な水分を軽く拭き取る。
- アルミホイルに薄く油を塗り、うなぎを置き、酒小さじ2をふりかける。
- アルミホイルでうなぎを包み、魚焼きグリルで3分蒸し焼きにする。
- ホイルの上部を開き、うなぎにタレを塗る。
- ホイルを開いたまま1分グリルで加熱して完成!
まとめ
うなぎをふっくら美味しく温めるためのポイント
- 酒や熱湯で、うなぎの臭みを取り、さらにふっくら仕上げる。
- 緑茶(ウーロン茶や紅茶も可)で、うなぎの身も皮も柔らかくする。
レンジやフライパンなど温め方は様々ですが、このポイントを押さえて、ふっくら美味しいうなぎになるように、上手に温めてくださいね。