フッ素樹脂加工フライパンの寿命や見分け方!特徴を知って長持ちさせよう

生活

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フライパン調理で悩みどことは焦げつきやすさ。

そこで、焦げつかないフライパンとして人気が出たのがフッ素樹脂加工のフライパン。

しかも、焦げつかないから余分な油を使わなくて済むことから、ダイエット効果やお財布にも優しいなどというポイントも合わさって、今では家庭に1つはあるだろうフライパンにまでとなっています。

しかし、そのフッ素樹脂加工のフライパン、便利さだけでなく実は取扱に注意が必要なことも。

そこで、今回は今更聞けないフッ素樹脂加工の正しい使い方と、長く使うためのポイントをご紹介しましょう。

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今使っているのがフッ素樹脂加工のフライパンか見分ける方法ってあるの?

フライパンがお店に並んでいる時には、タグが付いていて「フッ素樹脂加工」「テフロン加工」など知ることができますが、今使っているフライパンがどんな加工がしてあるのかってわからないですよね。

タグのついていないフライパンがフッ素樹脂加工やテフロン加工がしてあるって見分けることができるのでしょうか?

フッ素樹脂加工のフライパンは、アルミや鉄の素材をフッ素樹脂で表面加工したものです。表面には細かい凹凸があり、素材がフライパンにくっつかないようになっています。

フッ素樹脂加工以外にもよく聞くテフロン加工も、デュポン社が商標登録した「フッ素樹脂加工」の一種になります。

フライパンを使って、食材のこびりつきが酷くないときには、そのフライパンにはフッ素樹脂やテフロンなどの何らかの加工がしてあると考えてよいでしょう。

フッ素樹脂加工のフライパンは強火で使用できる?

答えはNOです。

フッ素樹脂は高温に弱い性質を持っています。

耐熱温度は250度と言われ、高温にさらされているとフッ素樹脂の性能が落ちてしまうだけでなく、加工そのものが剝げ落ちる原因になります。

火加減としては弱火から中火まで、強火はかなり注意が必要です。

 

フッ素樹脂加工フライパンは空焚きすると有害って本当?

熱に弱いフッ素樹脂。

一般的なガスコンロの空焚きで、1分程度の空焚きで200〜300℃までフライパンの温度は上昇し、それが5分程度で400℃近くまで上がります。

そうなると、フッ素樹脂の性能が落ちてしまうことはもちろんなのですが、400℃を超える高温にさらされていると、性能が落ちるだけでなく、フッ素樹脂から有害なガスが発生することが分かっています。

 

フッ素樹脂加工フライパンは使い始めが肝心

フライパン表面にフッ素樹脂をコーティングしたものが、フッ素加工のフライパン。

その加工面は薄く、金属のフライ返しなどでこすってしまうと、簡単にフッ素樹脂表面が傷ついてしまします。

そうすると、そこに油、水、食品が入り込んで焦げつきやすくなるほか、樹脂加工が剥がれやすくなってしまいます。

また、洗う際も研磨剤入りのスポンジやたわしでゴシゴシ洗うことも厳禁です。

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フライパンの急激な温度変化を避けること

フッ素樹脂は、高温に弱いだけでなく、温度変化でのその性能が落ちます。

今までガスコンロの上で使っていたフライパンを、流しに持っていき冷水をかけて一気に冷ますなんていうことをしていませんか?

実はこの急冷もフッ素樹脂加工を傷める原因です。

 

フライパンに食材を入れたままにしない

フライパンの中で調理後、食材はすぐに器やお皿にあけるようにしましょう。

実はお料理に含まれる塩分は浸透性が強いことから、長い間フライパンが塩分にさらされていると、フッ素樹脂が傷んでしまうのです。

 

 

フッ素樹脂加工のフライパンを長持ちさせるには?

1.まずはNG行動をしない

フッ素加工のフライパンを長持ちさせるならば、まずフッ素加工を傷つけないこと。

それにはまずNGとされる扱い方はしないことです。

 

2.フライパンの加熱は中火で

料理するにあたって、フライパンをあたためておく必要なことがありますよね。

けれど空焚きはNG。

ではどうすればよいのでしょうか?

この場合は、中火で30秒ほどフライパンを火にかけます。

それだけで、フライパンは200℃くらいまで温度を上昇させます。

そこから調理を始めれば良いのです。

 

3.フライ返し等は素材選び

NGな取り扱いの中にフライ返しは使わないことをあげましたが、全く使ってはいけないわけではありません。

調理器具を工夫すれば、良いのです。

木製、シリコン製、ナイロン製などのやわらかくて、フッ素樹脂を傷つけず、耐熱性のあるヘラを使うようにしましょう。

 

フッ素樹脂加工フライパンに適した洗剤と洗い方

お料理で油や調味料がついていると、クレンザーやたわしでこすり落としたくなってしまいますよね。

でも、そこは我慢で、こびりついた汚れが気になったら、ぬるま湯と中性洗剤を入れて、汚れを浮かしてからやわらかいスポンジでやさしく洗いましょう。

フッ素樹脂加工フライパンは洗い終わったらすぐに水気を拭き取る

水道水にはカルキ成分が含まれています。

このカルキ成分、洗った後そのまま乾かしておいておくと、取れにくくなってしまうので、フライパンは洗ったら、すぐにペーパータオルなどでやさしく拭くようにしましょう。

 

フッ素樹脂加工フライパンのお手入れに油は必要?

鉄フライパンでは、洗い終わったら空焼きと油を塗りますが、フッ素加工フライパンもコーティングの意味で油を薄く塗っておくと保管中の乾燥を防いで、フッ素樹脂の剥がれを防ぎます。

 

フッ素樹脂加工フライパンの寿命

注意深く取り扱っても、永遠ではないのがフッ素樹脂。

一般的には1〜2年程度で、長くても3年でフッ素樹脂加工は剥がれてくると言われています。

焦げつきやすくなったら再加工や買い替え時の目安です。

 

まとめ 便利だけど繊細なフッ素樹脂加工フライパン

安価で、手に入りやすいフッ素加工のフライパン。

思わずNGな扱い方をしていませんでしたか?

ちょっと注意しながら使えば、フッ素加工フライパンも長く使うことができます。

あ!と思う節があったら、今日から注意しながらフライパンを大事に扱ってみてくださいね。