お子さんと一緒に短冊を書こう
もうすぐ7月。
7月のイベントと言えば、夏休みの前に「七夕祭り」がありますよね。
保育園や幼稚園でも、七夕祭りにちなんで飾り付けをしたりして、子供たちと楽しみます。
そのために親御さんのところには「七夕のお願いごとを書いてください。」と短冊を渡されます。
まだ保育園や幼稚園では、自分で字も書けない子がいっぱいです。
そうなると、親御さんがお子さんのためにお願いごとを書くことになりますが、いったいどんなお願いごとを書いてあげたら良いのでしょうか?
そこで今回は、お子さんの七夕祭りのお願いごとに使える例文をご紹介しましょう。
七夕の短冊に願い事を書く風習や由来
現在、日本では七夕に笹に願いを書いた短冊を飾るのが習慣となっています。
この願いを書いた短冊を飾る習慣は、実は日本だけのものなのです。
元々、七夕で知られている織り姫と彦星が1年1回だけ会えるという伝説は、中国から伝わったものです。
その伝説は、日本の奈良時代に伝わり、日本では宮中行事の一つになりました。
その際、織姫に対して「手芸上達を願うお祭り」としてや、彦星と出会うことを願うことはもちろん、貴族の間では詩歌、再訪、染織などの手習い事の上達を願うようになりました。
それが、江戸時代に入って七夕の行事が庶民にも伝わり、手習い事の上達を願うことが笹の葉に短冊をつけて飾る習慣に変わり、それから願いごとを短冊に書く習慣だけが残り、今に至ります。
七夕の短冊に書く 0・1・2歳児向けの願い事は?
本来ならば、自分自身で願いを書くものですが、保育園のお子さん、0歳、1歳、2歳ごろとなると、まだ聞いても返事も返ってきません。
やはり願いごとを書く役目は親御さんに。
では、お子さんの代わりに書くにはどんなことが良いのでしょうか?
七夕の願い事 0歳児のお子さん向き
0歳ではまだ言葉も喋ることができませんし、意思を伝えることはもちろんできません。
0歳のお子さんの場合は、お子さんの成長を願って、親御さんの気持ちを書くのはいかがでしょうか?
- 「すくすく大きく成長しますように」
- 「ハイハイが上手にできますように」
- 「いっぱいミルクを飲んで大きくなりますように」
- 「〇〇ができるようになりますように」
七夕の願い事 1歳児のお子さん向き
言葉もまだままならず、意思をしっかり伝えることができません。
しかし、少しずつ自分の周りのものに興味を示し出すころです。
お子さんが何に興味を示し、何が好きかを観察してみてください。
そして、お子さんが好きなものや興味を持ち出した物事について書くのはいかがでしょうか?
また、お子さんの健やかな成長を願って、親御さんの気持ちを書くのも良いかもしれませんね。
- 「元気にすくすく大きくなりますように」
- 「早く上手に歩けるようになりますように」
- 「好きな〇〇がいっぱい食べられるようになりますように」
- 「好きな〇〇ができるようになりますように」
- 「〇〇へお出かけできますように」
七夕の願い事 2歳児のお子さん向き
2歳ごろになると、自分でできることが増えてきて、いろんなことにチャレンジしようとする気持ちが芽生えるころです。
そこで、親御さんからは、お子さんに頑張って欲しいなと思ったことや、応援してあげたいことをより具体的に書くのはいかがでしょうか?
また、お子さんの好きなことや、いつも思っていることを代弁してあげるのもよいのではないでしょうか?
- 「泣かずに保育園に行けますように」
- 「〇〇ができるようになりますように」
- 「好きな〇〇ができるようになりますように」
- 「嫌いな〇〇が食べられるようになりますように」
- 「大好きな〇〇をいっぱい食べられますように」
- 「〇〇を頑張れるようになれますように」
- 「〇〇へ行けますように」
七夕の短冊に3歳児が願い事を書くなら
お子さんの意思、好きなこと、嫌いなことがはっきりして、言葉で伝えられるようになります。
そこで、お子さんの話しながら書く、お子さんの書きたい願いごとを書いてあげるのはいかがでしょう?
実際に、お子さんに書いてみてというのも一つです。
もしも、書くのが苦手ならば、親御さんが願いごとを書いてあげて、お子さんは願いごとのまわりにお絵かきをしたり、自分の名前を書かせてみたりしてみてはいかがでしょう?
- 「〇〇がしたい」
- 「〇〇がもっと上手にできますように」
- 「〇〇になりたい」
- 「〇〇へ行きたい」
まとめ お子さんと一緒に七夕祭りを楽しみましょう
おうちで七夕祭りのお祝いで、飾り付けをしたりするのは大変。
けれど、保育園や幼稚園だったら笹を大きく飾って飾り付けもできます。
そして、七夕の願いごとでお子さんにとって好きなものであったり、喜ぶものであれば間違いないでしょう。
また、成長を願う親御さんにとっても、お子さんの成長に関する願いごとは、親子共通の願いでもあります。
お子さんと一緒にいるとき、願いごと何が良いか考えてみたらいかがでしょうか?