自分が仕事に慣れてくると、後輩への指導も仕事に含まれてくることがありますね。
一緒に働いてきた後輩であったり、新しく入ってきた新人さんの事も…。
一生懸命教えているつもりでも、なかなか覚えてもらえなかったり、相手のことがわかないと自分の負担も増えるし、気持ち的にもストレスがたまる日々…。
今日はそんな新人さんに仕事を教える際のポイントについてお話したいと思います。
仕事が覚えられないなら簡単なマニュアルを作ってみよう
仕事の流れをおおまかに書いたマニュアルを作ってみませんか?
例えば、接客のお仕事なら、お客様に確認する必要のあることをリストのようにすると確認しながら仕事を進める事ができます。
これは事務などの仕事でも同じだと思います。
長く続けてきて、当たり前と感じていることも、この仕事に初めて就く人にとっては当たり前じゃないなんて事も…。
わかるはず…という思いを捨てて、丁寧な説明がある事、このようなリストがある事で、新人さんも仕事に慣れていきやすいのではないしょうか?
仕事を覚えるためにノートを用意してもらう(職場で用意するもアリ)
教わった事を一度ですべて記憶できる人はいないでしょう。
習ったことをノートにメモすることをしてもらいましょう。
ノートはメモサイズの小さなものがおすすめです。
以前、私のいた職場では最初に会社からノートを頂きました。
そこに教わった事をメモするようにと先輩に言われて、必死でメモを取っていた記憶があります。
できれば、ゆっくりノートに書く時間をあげられるといいのですが、仕事をしながらだと難しいこともありますね。
あまりに急いで走り書き的なメモだと、あとでわからなくなってしまう事も・・・。
理想は仕事を教えながら、メモを取ってもらい、ノートに書いたことを振り返ってわからない事を質問してもらう時間を取れるとベストだと思います。
仕事は習うより慣れろな部分もあります
知識をどんなに詰め込んでも、仕事自体に慣れなければ、やはりスムーズに仕事をすることが難しいでしょう。
仕事に慣れるためにも、一緒に仕事をしながら時には手本を見せて、時には見守りながら自分でやってみてもらう形を取る事も必要ですね。
やってみて不安だったこと、悩んだこと、わからなかったことを整理してもらい、それに対して応えてあげることで、ひとつずつ問題点をクリアしていけると、少しずつ自信を持って仕事ができるようになると思います。
覚えられない新人に仕事を教えるときの大切なポイント
仕事を教える事は案外、自分が覚えるよりも大変な事です。
私自身も新人さんに仕事を教えるときに、苦労した経験があります。
自分では当たり前の事が伝わらないもどかしさもありました。
その中で大切だと思ったのは、仕事を教える際に、何故そうするのか?という説明を加える事です。
例えば、毎朝、資料を5部コピーするという仕事だったら、どの部署にどのような理由で配布するために、5部必要だからという理由を説明する事で、5部という部数が心に残ります。
技術的な仕事だったとしても、ここでこの様にしておかないと、結果がどうなってしまうから、こうしておくことが必要だというような説明をすることで、少しだけ仕事が覚えやすくなると思います。
イライラする自分の感情はちょっと封印
何度も教えているのに、覚えてもらえないとイライラしてしまったり、失敗のフォローをしていると嫌になってしまったりしますよね。
でも、そんな自分の気持ちはちょっと封印して、冷静に淡々と進める事が大事です。
こちらのそんな感情は相手に伝わってしまいます。そうすることで、素直に指示や説明を聞いてくれなくなったら、尚更、理解度は下がります。
どこの部分がわからないのか、確認してもう一度説明したり解決してあげられるといいですね。
まとめ
新しいことを覚えるのが得意な人もいれば、苦手な人もいますよね。
でも、覚えが悪いと思われる人も、仕事を教わる前よりは少しずつ成長しています。
ゼロではないはずなので・・・。
できれば、できていない事ではなく、できるようになったことを見ながら、フォローしてあげられるといいですね。