保育園の七夕会で子供に由来を伝えたい!どうやって説明すればいい?

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保育園で必ず行うと言っても過言ではない行事である七夕会。

私が働いている園では、竹を取りに行ったり、子どもに配る短冊やお供えする果物や野菜の準備をしたりします。

このようなイベントでは、由来や意味を子供に説明する必要があります。だけど、難しいことを言っても子供は聞く耳を持たないので退屈になった子どもがザワザワ・・・。

七夕の由来や意味を簡潔に説明できるようにまとめてみたので、良かったら参考にしてくださいね。

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七夕について子供に伝えたいんだけど、どうやって説明すればいい?

 

七夕について子どもに伝えたいときは、以下のようなことを説明してみてください。

  • 七夕は、7月7日の夜に、天の川の両岸に住む織姫さまと彦星さまが会える日です。織姫さまと彦星さまは、とても仲良しで結婚したけれど、仕事を怠けてしまったので、お父さんの天帝さまに怒られて引き離されてしまいました。でも、一年に一度だけ、天の川にかかる鳥の橋を渡って会うことができます。
  • 七夕には、笹の葉に色とりどりの短冊や飾りをつけます。短冊には、自分の願い事を書いて、織姫さまと彦星さまに届けてもらおうという気持ちを込めます。飾りには、それぞれに意味があります。例えば、吹き流しは織姫さまの糸を表していて、裁縫が上手になるように願います。鶴は長寿や家内安全を願います。巾着は金運や商売繁盛を願います。
  • 七夕は、日本だけでなく中国や韓国などでもお祝いする行事です。中国では「七夕節」(チーチエジエ)や「乞巧節」(チーチャオジエ)と呼ばれます。韓国では「チルソク」(칠석)と呼ばれます。それぞれに違った風習や食べ物があります。例えば、中国では七夕の日に麻雀やパズルなどのゲームをしたり、餃子や麺などを食べたりします。韓国では七夕の日に豆粥や果物などを食べたりします。
  • 七夕は、天気が良ければ天の川が見えるかもしれません。天の川は、実はたくさんの星が集まってできたものです。その中でも一番明るい星が織姫さまと彦星さまです。織姫さまはベガ(わし座α星)、彦星さまはアルタイル(わし座α星)という名前があります。七夕の夜に空を見上げて探してみると楽しいですよ。

以上が、七夕について子どもに伝えるときの説明例です。子どもの年齢や興味に合わせて、分かりやすく楽しく話してあげることが大切です。

保育園でもらった短冊に願いを書くならどんなことを書けばいい?

七夕会の前に、保育園で子供に短冊を渡して願い事を書いてもらうことがあります。

園によっては家庭にも何枚か短冊を渡して、飾ってもらうこともあります。

人の目に触れるわけですから下手なことは書けませんよね。

一体どんなことを書けばいいのでしょうか?

短冊に願いを書くなら、自分の心からの願いを書くのが一番です。でも、どんなことを書けばいいか迷うときもありますよね。そんなときは、以下のようなことを参考にしてみてください。

  • 短冊の色に合わせて願いを書く。例えば、青や緑なら友だちと仲良くなれるように、赤ならおじいちゃんやおばあちゃんに感謝の気持ちを伝えるように、黄なら先生やお友だちを信頼できるように、白ならルールを守って遊べるように、黒や紫なら勉強ができるようになど。
  • 自分の好きなことや得意なことを書く。例えば、絵が好きならもっと上手に描けるように、歌が得意ならもっと上手に歌えるように、サッカーが好きならもっと上手にボールを蹴れるようになど。
  • 自分の夢や目標を書く。例えば、大きくなったら何になりたいか、どこに行きたいか、何がしたいかなど。
  • 自分の困っていることや悩んでいることを書く。例えば、おねしょが治るように、虫歯が治るように、人前で話すのが怖くなくなるように、勇気が出るようになど。

短冊に願いを書くときは、自分の気持ちを素直に表現することが大切です。そして、短冊だけでなく、日々の行動や努力も忘れずにしましょう。そうすれば、織姫さまと彦星さまもあなたの願いを聞いてくれるかもしれませんね!

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七夕の歌にもある5色の短冊、色に意味はあるの?

七夕の歌に、”五色(ごしき)の短冊”とありますが、色に意味はあるのでしょうか?

はい、短冊の色にはそれぞれ意味があります。もともとは中国の陰陽五行説という考え方に由来していて、自然界のすべてのものを木、火、土、金、水の5つにあてはめるというものです。この5つの要素を色で表すと、それぞれ青(緑)は木、赤は火、黄は土、白は金、黒(紫)は水となります。

 

七夕飾りにおいては、短冊にこの5色を使用することで、魔除けになるとされていました。また、この「陰陽五行説」は、人間が生きる上で大切な考え方である「五徳(仁・礼・信・義・智)」にも通じるとして、短冊の色ごとに以下のような意味を込めたそうです。

 

木(青・緑): 人間力を高める

火(赤): 祖先や親への感謝

土(黄): 人を大切に思う、信頼感を育む

金(白): 義務や決まりを守る

水(黒・紫): 学業向上

たとえば将来の夢なら青や緑、健康を願うなら赤など、ふさわしい色の短冊を選ぶことで願いが叶いやすくなるともいわれています。今年の七夕は、短冊の色にも気を配ってみると良いかもしれませんね!

七夕の日が晴れになる確率は何パーセント?

七夕の日が晴れになる確率は、地域や年によって異なります。七夕はもともと旧暦の行事で、現在の暦(新暦)では7月7日になりますが、旧暦では8月の頃になります。旧暦の七夕は「伝統的七夕」と呼ばれ、新暦の七夕は「現代的七夕」と呼ばれます。

一般的には、伝統的七夕の方が晴れやすく、現代的七夕の方が雨が多いと言われています。例えば、東京では伝統的七夕の晴天率は46.7%で、現代的七夕の晴天率は23.3%です。これは、梅雨の時期にあたることや、気温や湿度が高く不安定なことが影響していると考えられます。

 

ただし、毎年必ずそうなるというわけではありません。天気は日々変化するもので、気象庁やウェザーニュースなどの予報をチェックすることが大切です。また、地域によっても晴れやすさや雨量は異なります。

 

七夕の日が晴れになる確率を知ることは、天の川や織姫さまと彦星さまを見るためにも役立ちます。しかし、天気だけでなく、街の明かりや空気の汚染なども視界を妨げる要因になります。できるだけ暗くて空気のきれいな場所を選んで空を見上げることがおすすめです。

まとめ

七夕の由来は、中国から伝わってきた七夕伝説(星伝説)と、日本古来の棚機つ女(たなばたつめ)の伝説が結びついて生まれたものです。

 

七夕伝説とは、天の川の西岸に住む機織りの名手・織姫と、東岸に住む働き者の牛使い・彦星が、天帝のすすめで結婚したものの、仕事を怠けるようになったため、天帝によって天の川を隔てて引き離されてしまったという話です。しかし、二人が悲しみに暮れるばかりで仕事に励まなくなったため、天帝は一年に一度だけ七夕の夜に再会することを許しました。この物語は、技芸や仕事に励むことの大切さを教えるものとされています。

 

棚機つ女とは、神様を迎えるために水辺に設けた機屋に入り、棚機(たなばた)と呼ばれる機織り機で神様に捧げる神御衣(かんみそ)を織りあげる女性の話です。この話は、日本古来のお盆前の清めの風習と関係しています。

 

中国から伝わった七夕伝説と日本古来の棚機つ女が結びつき、七夕と書いて「たなばた」と読むようになりました。また、織姫にあやかって手芸や技芸の上達を願う乞巧奠(きっこうでん)という祭りも行われるようになりました。これらが現在の七夕行事の由来となっています。