手作りおにぎりは、コンビニなどで買える市販のおにぎりとは違う味わいがあっておいしいですよね。
ですが、いつも食べたい時におにぎりを作れるとは限りません。
炊いたご飯が少しだけ残ってしまった時や、翌日の朝食やお弁当に持っていけるように前日におにぎりを作ることもあるかと思います。
そこで問題になるのは、冷えて固くなったおにぎりです。
冷凍庫や冷蔵庫で保存したおにぎりを、おいしく温める方法を紹介していきたいと思います。
なぜ冷蔵庫で冷えるとおにぎりは固くなってしまうのか?
炊いたご飯が固くなるのは、でんぷんの構造に原因があるようです。
生のお米は、βでんぷんですが、加熱されるとαでんぷんになります。
それによりご飯が糊化して、柔らかくもちもちした食感になります。
しかし、冷えることでβでんぷんに戻ってしまうため、ご飯は固くなってしまうのです。
冷蔵庫のおにぎりは電子レンジで何分温める?
冷蔵庫で冷えたおにぎりは、600wで30~40秒程度で温かくなりますが、レンジの性能によって変わってくるので、10秒ほど時間を追加していくといいですよ。
ラップのまま電子レンジで温めても大丈夫?
おにぎりをラップに包んで握り、そのまま保存している人も多いのではないでしょうか?
おにぎりに雑菌が付着するのを防げますし、乾燥して固くなることも防げます。
さらに、電子レンジでそのまま温めることもできるのでとても便利ですよね。
ラップには、ポリ塩化ビニリデンとポリエチレンの2種類があります。
殆どのラップでは、ポリエチレンの耐熱温度が約110℃、ポリ塩化ビニリデンの耐熱温度は140℃となっていることが多く、おにぎりを温める程度の時間ならラップに包んだ状態で電子レンジを使用しても大丈夫です。
冷凍したおにぎりの温め方 電子レンジで何分?
冷凍したおにぎりをお弁当に使うという方もいるかと思います。
冷凍おにぎりを電子レンジでおいしく解凍するためには、気を付けたいポイントがあります。
それは、厚みがあるおにぎりを作らないということです。
市販のコンビニおにぎりのサイズを参考にするといいかもしれませんね。
コンビニサイズのおにぎりでしたら、600wの電子レンジで1分30~2分程度で解凍できますよ。
厚みがあるおにぎりの場合は、600wで2分30秒ほど温め、様子を見て10秒ほど追加していくといいでしょう。
おにぎりを温める方法 電子レンジ以外では?
電子レンジが身近にない場合は、蒸し器を使えば冷えたおにぎりを温めることができます。
蒸し器がなくても大丈夫ですよ。
- 鍋に水を3センチ程度入れます。
- 茶わんや湯呑を入れ、皿が水に漬からないようにします。
- その上におにぎりを置いた皿を入れます。
これで火にかければ、電子レンジや蒸し器がなくてもおにぎりを温めることができますよ。
おにぎりの包装材がアルミホイルの時の温め方
熱伝導率の良いアルミは、食品を短時間で冷やすことができるため人気があります。
クシャッとしたアルミホイルで包むことで、ご飯との間に隙間ができ、通気性が良い状態で保存できるというメリットもあります。
ですが、電子レンジのマイクロ波による電磁誘導が起き、電流が流れて発火や火災の危険性があるため、電子レンジを使用できないというデメリットがあります。
そんな時は、お皿に移し替えて電子レンジで温めるのもいいですが、蒸し器を使って温める方法を使うことができますよ。
まとめ
手を汚すことなく、片手でも食べることができるおにぎり。
食べるならおいしい状態で食べたいですよね。
ふっくらもちもちの状態で食べるなら、温める方法以外にも気を付けたほうがいいことがあります。
冷蔵庫や冷凍庫で保管する期間は、短ければ短いほうがいいです。
冷蔵庫で2日以上保存したおにぎりは、パサパサになってしまいます。
冷凍庫に入れるときは、水分の蒸発を防ぐため、ラップとホイルで包み、ジップロックなどの保存袋に入れてから冷凍することをお勧めします。