オクラと言えば、独特の食感とネバネバが癖になる夏野菜。
緑色だし、ネバネバしているから体に良さそうな気はしますよね?
では実際、オクラにはどんな栄養があるのでしょうか?
サラダに入れたり、他の食材と和えたり、食べ方も色々ですが、今回はオクラを使った「夏野菜カレー」の作り方をご紹介します。
栄養満点の夏野菜『オクラ』で夏バテ予防
オクラにはガラクタン、アラバン、ペクチンなどの食物繊維が含まれています。
この食物繊維には整腸作用やコレステロール値を下げる効果があります。
また、カリウムなどのミネラルも豊富で、体内の余分な塩分を排出する働きがあり、高血圧や動脈硬化の予防が期待できます。
さらに、オクラは果菜類の中でもポリフェノール含量の高く、弱った肝臓の修復を助けてくれる働きがあります。
この様に、夏に弱った胃腸や肝臓の働きを助けたり、疲労回復などの効能があるとされるオオクラは、夏バテ予防のためにも積極的に食べてもらいたい食材です!
「夏野菜カレー」オクラを入れる時の作り方
オクラは生でも食べられるので、サラダにしてもちょっとした和え物にしても美味しいですが、食欲が落ちてきた夏には「カレー」がおすすめです。
夏に旬を迎える「オクラ」を使ったカレーを作るときの、オクラの処理方法をご紹介します。
カレーにオクラを入れるときは下ごしらえが必要?
オクラには細かい産毛があります。
口当たりがざらざらして気になる方は、産毛を取ってしまいましょう。
一般的な摂り方は、
水洗いしてから塩をまぶし、“板ずり”します。
“板ずり”とは、「塩をすりこみ、まな板の上でゴロゴロと手で転がす」下ごしらえの方法です。
※力を入れすぎると、オクラがつぶれてしまうので、気を付けてください。
もっと簡単な方法として、おすすめしたいのが、
買った時のネットを利用する方法です。
スーパーで売られているオクラは、ネットに入れられていることが多いですよね?
このネットを使って産毛取りします。
- まず、ネットを開けて、必要な分だけオクラをネットに残しておきます。
- ネットの上から水洗いして、塩をまぶします。
- 塩をすり込んだ後、手をこすり合わせるようにして、ネットごと擦ります。
この方法で簡単に産毛がとれちゃいます!なんて便利♪
但し、産毛は食べても全く問題はありませんし、産毛取りでオクラを痛めてしまうのが嫌であれば、水洗いしてそのまま食べても大丈夫です。細かく刻む場合など、「口当たり」とか関係ないですよね(^_-)
カレーにオクラを入れる時の切り方は?
次に、オクラの切り方ですが、
オクラは細かく切れば切るほど、ネバネバしますし、煮込んだ時に汁にとろみがつきます。
普通のカレーにオクラでシャキシャキ食感を加えたい場合は、オクラはヘタのみ切ってそのまま使ったり、斜めに半分くらいの大きさに切ると良いと思います。
カレー自体にとろみをつけたい場合は、幅1cm程度に細かく切りましょう。
また、ドライカレーのような汁気の少ないカレーにする場合、みじん切りなど細かく切ることで、食感が邪魔することなく、とろみがついてルー全体がまとまり、お子さんでも食べやすいカレーに仕上がります!
夏野菜カレーにオクラを入れるベストなタイミングは?
オクラは、火を通す時間で食感が全く違います。
シャキシャキしたオクラが良ければ、加熱時間はおよそ1分です。
通常のカレーにオクラを加えるなら、他の具材を煮込んだ後、最後にオクラを入れてひと煮たちしたら完成です。
カレーのトッピングに使うオクラは、生?焼く?茹でる?素揚げ?
カレーのルーに投入せず、トッピングとしてオクラを使う場合、どの調理法が良いでしょうか?
おすすめは、フライパンで「焼く」です。
茹でてしまうと、水溶性のビタミンなど豊富な栄養が流れ出てしまいますし、せっかくのシャキシャキ食感が失われます。
また、オクラに含まれるポリフェノールは、油と一緒にとると吸収率がupします。
「素揚げ」も美味しくてつまみとしても最高ですが、油の多い『カレー』のトッピングとしては、フライパンに少量の油をひいて「焼く」のが最適ではないでしょうか。
カレーに旬の夏野菜を組み合わせて夏バテ予防しよう!
カレーに合う夏野菜は、オクラだけではありません!
ナスやトマト、パプリカなどの夏野菜と組み合わせて、暑い夏を乗り切りましょう!
ひき肉とナスのドライカレーや酸味のあるトマトカレーにオクラを加えるも良し、普段のカレーに焼いたオクラとパプリカをトッピングするも良し、マンネリしがちな家カレーですが、組み合わせを変えるだけで全く別のカレーになります♫
オクラが余った!使いきれなかったら冷凍できる?
スーパーでは、オクラはネットに入って売っていることがほとんどですよね。なので、使い切ることができないこともあるかと思います。
そんな時は、オクラを冷凍して保存することができるんですよ。そうすることで、栄養価を減らすことなく、いつでも調理することができるようになります。
オクラの冷凍方法は2種類あります
ひとつ目は、ヘタがついたオクラを塩もみして水洗いした後、水けを拭き、ジップロックなどの冷凍用保存袋にいれます。
ふたつ目は、塩もみして水洗いして水けを拭きとったオクラを小口切りにし、冷凍用保存袋に入れる方法です。
冷凍オクラのおすすめ調理方法は?すぐに食べられるの?
ひとつ目の、そのまま冷凍保存したオクラは、凍ったまま調理します。
煮物や炒め物、天ぷらなどの調理に使うのがおすすめです。
ふたつ目の、小口切りで冷凍保存したオクラは、自然解凍ですぐにたべることができます。
和え物やみそ汁の具、麺類の薬味として食べるのがおすすめです。
冷凍したオクラの保存期間はどれくらい?
冷凍したオクラの保存期間の目安は、どちらも3~4週間ほどです。
冷凍期間が長くなるほど、オクラの色が悪くなってきます。
まとめ
- オクラの産毛は食べても大丈夫!
取るならネットに入れたまま、塩をすり込んで擦りましょう。
- シャキシャキ食感を残すなら、細かく切らず、加熱は1分。
- 油と一緒に取るとポリフェノールの吸収率up!
この夏は、オクラをいっぱい食べて、体も見た目も美しくなりましょう!!