3月というと卒業シーズンです。
卒業式は、卒業する学生本人にとって晴れやかな舞台。
同時に、お子さんの成長を支えてきた親御さんにとっても大事なイベントのひとつです。
しかし、親御さんの中には、いつまで卒業式に出席して良いものか考える方もいらっしゃるとか。
大学になると、親元を離れたお子さんも多く、友人同士のつながりが強くなり、いくら学校行事といえど、どこまで親御さんが出席して良いものか悩まれる方もいらっしゃるようです。
そこで、今回は大学の卒業式への親の出席について見ていきたいと思います。
大学卒業式の親御さんの出席率はどのくらい?
大学の場合、入学式には親御さんの出席率は多いようですが、卒業式になるとその割合は減っているようです。
しかもご両親の中でも、父親と母親とでその出席率が違うそうです。
大学生の半数以上、約60%ほどの母親が入学式には出席しているようですが、卒業式になると20%代に減っているそうです。
また、父親になるとその出席率は低くなって、入学式ではもともと30%満たない出席率がさらに減って、15%を切るほどだとか。
理由として、入学式に出席したから卒業式は出席しないという単純な意見もあるようです。
また、大学の卒業式となると、成人式も終えているので、親御さんとの学校行事という印象が薄くなっていることもあるとか。
もちろん、入学式も卒業式も、お子さんの姿をしっかり見届けたいと思って両方出席される方も、少数派でありますがいらっしゃるようです。
大学の卒業式には親はどんな服を着ていく?
父親は、ネクタイをきちんとしめたスーツスタイル。
一方、女性の場合は時代と共に変化があり、正式な場では和装でというのが主流だったひと昔。
今は、フォーマルタイプのワンピースやスーツスタイルでの出席が多いようです。
けれど、着慣れないものを無理に着ていく必要はありません。
そして、一番大事なのはお子さんよりも目立たないということです。
卒業式は晴れの場ではありますが、あまりに華やかな柄や色は好ましくありません。
また、フォーマルタイプでも露出もが少ないこともポイントです。
アクセサリーもきらびやかなものではなく、コサージュやナチュラルな印象のネックレス一点使いなどが良いでしょう。
親が大学の卒業式に出席するのを子供はどう思う?
親御さんの卒業式の出席率の低さは、親御さん側の意見だけでなく、お子さん側の親御さんの出席に対しての抵抗感も影響しているようです。
高校まではまだ成人を迎えておらず、親元にいる感覚、学校行事は親御さんと一緒にという感覚が強いようですが、大学になると、一人暮らしする方も出てきて、独立心がより強くなります。
大学の入学式ではまだ不慣れ、新生活への不安、高校の卒業式から間もなくて、親御さんの出席にあまり抵抗感を抱かなかったようです。
それが、大学の卒業式は成人式を迎えて大人の仲間入りをより意識するようになった後ですから、大学にもなって親がいつまでも一緒にというのにはかなりの抵抗感が出てしまうようです。
とはいうものの、大学卒業後は就職で、これからが本当の独り立ちという考えから、きちんと卒業を親御さんに見届けてもらいたいという方もいらっしゃるようです。
日本では大学の学費、また女性では卒業式のための袴や着物に親御さんからお金を出してもらっているということから、そういった考えもあるのでしょう。
まとめ 大学の卒業式への出席
大学の卒業式となると、親御さんの出席率は減っているのが現実のようです。
けれど、大学側の意向で親が卒業式に出席できないと言ったことでない限り、親御さんの出席は決しておかしいことではありません。
とは言っても、やはりお子さんが主役の卒業式。
卒業式の後すぐ友達と出かけたい、成人にもなって親が一緒は抵抗感がある、いろいろとお子さんにも事情があると思います。
お子さんをお祝いしたい気持ちも分かりますが、卒業式に出ることだけがお祝いではありません。
子離れするいい機会かもしれませんよね。
もしも卒業式に出席されるか悩まれているようであれば、一度お子さんとお話し合いになってはいかがでしょうか?