大学の学費総額は〇〇〇万円!?高額な学費の支払方法と万一の時の対策とは
お子さんの将来を考えると、今どきは【大学進学】が当たり前の風潮になっているように感じます。
しかし、ご両親にとっては学費も大きな悩みの種になるのではないでしょうか。
学費は確かに大きな金額です。
家計を圧迫してまで…、と考えてしまいがちです。
学費のために、日々の生活が立ち行かなくなる、なんていう事態は、何としても避けたいところです。
そこで今回は、学費の内訳や、支払い方法・万一の時に頼れる制度をご紹介したいと思います。
大学の年間の学費と、入学までにかかる金額のトータルは?
基本的には、入学金+授業料+諸経費=初年度納入金となります。
それぞれの学校や学部によって金額に変動はありますが、国立<公立<私立の順で高くなっています。
公立に関しては、その公立大学のある地域に居住している人と、地域外に居住している人では、納入する金額に差があるようです。
地域内に居住している人がやや優遇される仕組みになっています。(入学金のみで授業料などは同額)
私立に関しては、学ぶ学部によって納入金額に違いがあります。
やはり、文化系<理数系<医歯薬系の順に高額になる傾向です。
金額の目安は下記の表で確認してみてください。
大学別初年度納入金額(平均額) | |||
国立大学 | ¥817,800 | ||
公立大学 | 地域外 | ¥932,591 | |
地域内 | ¥768,480 | ||
私立大学 | ¥1,316,861 | ||
文系 | ¥1,150,863 | ||
理数系 | ¥1,518,388 | ||
医歯薬 | ¥4,792,528 |
上記の表の金額からもわかる通り、かなりな高額であることがわかります。
この金額は、入学金と、授業料のみの平均額となっています。このほかに、施設利用料・教材費・実習費などが加算されていくこともあります。
なので、もう少し金額は高くなると考えておきましょう。
次の項目では、納入期限や、納入方法についてお話ししたいと思います。
大学の授業料はどのタイミングで納入するの?期限や方法とは
最近の傾向としては、受験する時期の変更などもあり、納入時期はやや前倒しの傾向にあるようです。
大学入試といえば、センター試験と思われている方も多いのではないでしょうか。
実は私もそう思っていました。
しかし、入試にはいくつかの種類があり、年明けのセンター試験だけにスポットを当てていると、入学金が間に合わない!!なんて言う事態も招きかねません。
基本的に、入試~初年度の納入期日は、合格発表後、1~2週間という期間に設定されています。
AO入試や推薦入試で受験する場合は、推薦入試の場合は年内には納入期限が来ます。
お子さんの入試の種類にも気を配っておきましょう。
AO入試はもっと早く8月~10月になっています。しっかりと対策されることをお勧めします。
次に納入方法ですが、基本的に一括納入か2段階納入の方式が多いようです。
『一括納入』は文字どおり、入学の手続きをするときに全額納入となります。
『二段階納入』については、学校によっても異なると思いますが、入学手続きの時に、(入学金+1年次の前期分の授業料+諸経費)を払い込み、その年の秋ごろに(後期分の授業料+諸経費)を納入するのが一般的です。
なんにせよ、事前の確認は大切ですね。
大学の学費負担を軽くする奨学金制度ってどんなもの?
最近の傾向としては、大学に通う学生の半数以上が、何らかの奨学金の支援を受けている、という統計も出ているくらい、メジャーなものになっています。
種類としては、日本学生支援機構・地方自治体独自の奨学金制度・大学独自の奨学金制度・
民間団体で行う奨学金制度があります。
ここでは、日本学生支援機構の奨学金についてお話ししたいと思います。
上記の奨学金は、基本的に貸与型が主でしたが、2017年からは、給付型の奨学金制度の運営を始めています。
貸与型は、第一種(無利子)と第二種(利子あり)の二種類です。
事前審査などはありますが、高校や大学を通して申し込みができます。
審査状況によって金額はちがいますが、通ると一カ月当たり30,000円~120,000円が出ます。
また、大学独自のものであれば、成績優秀であること・スポーツや文化で優秀な成績を収めたなどの条件としてはありますが奨学金制度があります。
私立大学などは独自の制度を持っている場合も多く、それらは、給付型の奨学金であることも魅力ではないでしょうか。
最後に
早いところだと、そろそろ入試の準備に追われている学生さんも多いのではないでしょうか?
ご両親も大変な時期になるだろうと、思います。
お子さんの将来や、なりたい職業への第一歩を、全力で応援するためにも、使える制度は、がっちり使っていきましょう!!
諦めてしまうのはとてももったいないですよ。