子供の車酔いは治すことができる?乗り物酔いを防ぐ方法と対処法

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子どもが小さいうちは、長時間車に乗ることが少なかったり、乗っても眠ってしまったりして、“車酔い”を気にしたことがなかったママも多いでしょう。

幼稚園や保育園に通うようになって、バス通園や遠足、家族旅行など、長時間車に揺られる機会が増えてきて、初めて「気持ち悪い」と感じたり、嘔吐してしまう子が増えます。

 

一度車酔いすると、何度も繰り返すようになり、”車酔いしやすい子“になってしまいます。

そうなると、車やバスに乗るのが怖くなるんですよね。

 

私は子どもの頃から“乗り物酔い”がひどく、乗り物全般酔いますし、遊園地の遊覧船(バイキング)なんかも大の苦手です。

確か、幼稚園のバスで嘔吐したのが最初の記憶。

その後も幾度となく「酔い止め」さんにお世話になりましたが、つい忘れることってあるじゃないですか?

数年前に訪れたグアムでは、99%以上の確率で見られるというイルカウォッチングに参加し、船酔いで倒れた上にイルカ NO ウォッチングという非常に苦い経験をしました。

酔ってしまうと、その後待っている楽しいことも全部台無しになってしまいますから、酔いやすいお子さんをお持ちの方は、“車酔い”からお子さんを守ってあげましょう!

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乗り物酔いの原因

揺れによって、視覚から得られる情報と本来予測される身体の動きが一致しなかった時に、脳が混乱してしまうことで起きます。

脳の三半規管を流れるリンパの中には砂が入っていて、砂が動きにあわせて動き、脳に情報を送ることで、平衡感覚などを保っていますが、乗り物酔いの状態は、揺れなどによってこの情報伝達が異常をきたし、自律神経のバランスが崩れることで起き、 吐き気や頭痛といった症状が出てくるのです。

 

“運転手だと酔わない“というのは、自分で運転することである程度の動きや揺れが予測できるので、視覚情報と脳の予測のずれが小さいからだと考えられます。

 

一度乗り物酔いを経験すると、同じような状況の時に再度乗り物酔いすることがありますし、ガソリンや車の芳香剤など苦手な匂いを感じて酔う、ということもあります。

 

これらを踏まえて、予防策を講じましょう。

 

車酔いを防ぐ方法

①   車の助手席に座る。

遠くを見る、というのが一般的な予防策ですが、特に前方の、車が進む先を見ることで適当な距離感覚がうまれ、車の動きを予測しやすくなります

横の、流れていく景色は、目で追うことができないために目の平衡感覚障害が起こり、“車酔い”してしまうようです。

 

これがバスの場合、助手席には座れないですよね。

酔いにくい座席の位置としては、一般的な大きさのバスで「前から4、5列目」と言われています。

車輪と車輪の間で揺れが少ないと考えられるからです。

 

②   窓を開けて換気をする。

におい、特に苦手なにおいが車内にこもっていると気分が悪くなりますから、時々換気をしましょう。

 

③ うたを歌ったり話したりして、何かに夢中になる。

「また酔ってしまうかも…」という、不安や緊張による心理的なストレスで酔うこともあるので、車の動きに「集中する」のではなく、楽しいことに「夢中になる」ことが大切です。

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体が揺られていることも忘れるくらい、おしゃべりやゲーム(しりとりなど)をして楽しい時間を過ごしましょう。

 

④   「酔い止め」を飲む。

長時間乗り物に乗るときには、30分くらい前に薬を飲んでおきましょう。

 

⑤   空腹にも食べ過ぎにも注意。

空腹時は血糖値が下がり、脳の働きが悪くなるので酔ってしまうと考えられています。また、車の揺れとともに胃が揺れるので、「食べ過ぎ」にも注意しましょう。

 

⑥   体調を整えておく。

実は、これが1番大事なことです。

前述した空腹&満腹や、睡眠不足、風邪などの体調不良の時には酔いやすくなるので、万全の体調で臨むように気をつけましょう!

 

車などの乗り物で酔った時の対処法

では、“車酔い”してしまったらどうすれば良いでしょうか?

 

まず、背もたれに頭を付けて、頭ができるだけ揺れない状態で目をつぶります

そのまま眠ってしまうのが1番ですが、眠れなくても意識レベルが下がれば少し楽になります。

私は子どもの頃、父の車の匂いが苦手で、30分以上乗ると気持ち悪くなっていたので、毎回横になって寝るようにしていました。

匂いによるところが大きかったので、マスクをして換気をしていたら、もっと酔わずに済んだのかもしれません。

 

それから、唾液の出る食べ物を食べる、というのも効果があるようです。

唾液が分泌されると三半規管の調子が整う、といわれています。

唾液が出る食べ物、例えば、ガムや梅干しなどを食べるのもおすすめです。

以前見た某TV番組で、気持ち悪い時は副交感神経が優位になっているから、反対の交感神経を刺激すると良い・・・と、実験で「唐辛子」が即効性がある、というのをやっていました。

どうやら汗をかくのが良かったらしいのですが、子どもに「唐辛子」は無理ですから、生姜湯とか生姜入りのはちみつ紅茶とかを飲ませてあげるのも良いかもしれません

 

食べ物も飲み物も、好みがありますから、効果がありそうなものをいくつか試してみると良いと思います。

「これがあれば酔わない」「酔っても○○を食べれば治る」というものがあるだけでも、安定剤となり、車酔いの不安や緊張を緩和することにつながると思います。

 

あとは、こまめに休憩を取るなどして、長時間続けて車に乗らないようにしましょう!

 

おわりに

過去に、園児や小学生の遠足の引率をしたことが何度かありますが、必ずと言っていいほど、バス酔いする子がいます。

中には、吐く直前まで「気持ち悪い」と言えずに我慢してしまう子がいました。

酔うことは決して恥ずかしいことではありません。

気分が悪くなったら、すぐに周りの大人に言うように、お子さんに伝えておきましょう!

 

よく寝て、程よくご飯を食べて、気分スッキリの状態で車(乗り物)に乗り、少しでもお出かけが楽しくなると良いですね♪