子どもの習い事をいつから始めるか?
何を習わせるか?
ママたちは結構悩みます。
子どもが生まれた瞬間は、元気にすくすく育ってくれたらそれで良い!なんて思いますが、成長するにつれて欲が出てきます。
親は「大きくなったら〇〇になるのかな?」「△△になってね!」と子どもの未来への希望を募らせ、子どもは「□□になりたい!」と夢を持つようになります。
当然の成長ですね。
習い事を始める理由として、夢や希望を叶えるためというのもありますが、私は、子どもが心身ともに鍛え、スキルを身につけ、自分を高めていくために何かやらせたい、と考えています。
「できることが増える」ことは、自信にもなりますし、自分の可能性を広げ、将来の選択肢を増やすことにもなります。
では、何を習わせましょうか?
親がさせたい習い事と子どもがやりたい習い事が違うかもしれませんし、始めてみたら、最初は楽しそうに行っていたのに、急に「行きたくない」と嫌がるようになるかもしれません。
以下では、人気の習い事と始めるに当たっての注意点を踏まえて、習い事を嫌がる子どもへの対処法を考えていきましょう。
幼児の習い事としておすすめされるもの
まず、習い事を大きく4つに分類してみてみましょう。
芸術系 | ピアノ・エレクトーン・バイオリン・琴・絵画・リトミック(音楽教室) など |
運動系 | 体操・ダンス(ヒップホップやジャズ、バレエ等)・スイミング・サッカー・野球・ボーイスカウト など |
武道系 | 柔道・剣道・空手・合気道など |
勉強系 | 塾(幼児教室)・そろばん・書道・英会話など |
複数の習い事を考えているなら、脳を鍛える勉強系と体を鍛える運動系を一緒に習ったり、感性を養う芸術系と忍耐力を養う武道系を選んだりと、バランスよく選ぶと良いでしょう。
何を習わせるか悩んでいるときは、その子の性格を考え、特技や才能を伸ばせるものを選ぶのが良いか、集中力や忍耐力に欠ける子には弱点を克服できるようなものを選ぶのが良いか、などをじっくり見極めましょう!

≪子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」調べ≫
水泳
やはり、「水泳」は人気ですね。
ベビースイミング(0歳から)もあり、小さいうちから始められる水泳は人気の習い事のようです。
心肺機能向上の他、持久力・筋力・基礎体力アップにつながります。
学習塾
「塾」は小学生になってから始める子が多いですが、4、5歳から公文や学研教室などの幼児教室に通う子もいるようです。
ピアノ・エレクトーン
ピアノやエレクトーンは、芸術系(特に楽器)の中でも特に人気が高いようです。
音楽の才能を伸ばすとともに、楽譜を読みながら鍵盤をたたき、時には足も使いながらその音を聞くという異なる動作を一度に行うので、脳の処理能力が高くなると考えられています。
また、大きくなってから保育士や学校の先生になりたいと目指し始めても、ピアノが弾けずにつまづく人も多いので、習っておくと良いかもしれません。
英語・英会話
小学校での英語教育に備えて、と近年人気が上がっているのが英語です。
今後ますます必要になってくる英語ですから、文法英語ではなく、生きた英語を学んでほしいと、実際に英語で苦労した経験のある親御さんに人気があるようです。
体操
跳び箱やマット運動、鉄棒などさまざまな運動により、バランス感覚を鍛えると共に、体力の向上が期待できます。
うちの子の幼稚園でも、週一で体操教室があります。
「できること」が増えて子どもの自信になっているようですし、柔軟な体はケガ防止にもなります。
また、たくさん体を動かして疲れるので、夜もよく寝てくれますよ。
その他、最近流行っている習い事が、和太鼓やボルダリング、小学校で必修科目となったダンスや、今後、必修科目となるプログラミング、注目が高まっている将棋などです。
では、みなさん何歳から習い事を始めているのでしょうか?

≪子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」調べ≫
グラフから分かるように、4歳から習い事を始める子が多いようです。
おそらく、4歳というのは、幼稚園の生活に慣れ、自立心や理解力が高まる年齢だからでしょう。
幼児期から習い事を始める理由
何をさせるか悩んでいるママにとっては、ママ友からの情報や勧誘、同じ幼稚園(保育園)のお友達が習い始めた、などが始める決め手になります。
大抵は、親が何を習わせるかを決めているようです。
中には、お子さん本人が「〇〇ちゃんと同じ△△を習いたい」と言い出すこともありますが、その場合も、実は親が「△△に興味を持つように」と何らかの働きかけをして習うよう誘導している事が多いようです。
ちなみに、うちの子は3歳(幼稚園入園後)からスイミングスクールに通い始めました。
私が「いつかは水泳を習わせたい」と思っていたところ、同じ幼稚園のお友達(ママ同士も会えば話す程度の仲)が通っていると聞き、「○○ちゃんも行ってて楽しそうだよ。行ってみよう」と半ば強引に体験レッスンに連れていき、現在は楽しそうに通っています。
ここで気を付けたいのは、「お友達と一緒に始める」事にはメリットもあればデメリットもある、という事です。
子どもが一緒に習うことが楽しいと思ってくれていれば良いのですが、時間が経つにつれてお互いの成長度合いに差が出てくると、「負けたくない!」というライバル意識がめばえる可能性があります。
切磋琢磨し合うのが理想ではありますが、子どもにもプライドがありますから、折角、仲が良かったのに不仲になってしまっては可哀想ですね。
また、親同士(ママ友)の関係もこじれると大変です。
毎週のように顔を合わせることになりますし、子ども同士が張り合っていれば、ママ同士が張り合う可能性も出てきます。
「一緒に始めた」というよりは、「始めたところにお友達がいた」くらいに考えておくと良いでしょう。
知っている人がいると、困ったときに相談できたり、お互いに情報を共有したり、送迎を協力し合えたりとメリットも多いので、程よい距離感で上手に付き合っていけると良いですね。
人間関係といえば、先生との相性も重要です。
私は子どもの頃、10年もピアノを習っていましたが、先生が苦手で、ずっと苦痛でした。教員を目指していたので、「ピアノは弾けるようにしておきたい」と思い、我慢していましたが、結局練習もレッスンも休みがちになり、今ではほとんど弾けません。
同じ習い事でも、その子に合った環境・指導者であるかを考えることも大切でしょう。
習い事を嫌がる子どもへの対処法
いざ、習い事を始めてみると、始めは楽しそうだったのに、「行きたくない」と言い出すことがあります。
無理強いすると、子どものトラウマやコンプレックスになりかねませんが、習い事を通して続ける事の大切さを学ばせることも大切だと思います。
なので、もし子どもが習い事を嫌がった場合は、嫌がる理由をきちんと聞いたうえで、続けるかどうかを親子でゆっくり話し合いましょう。
そもそも、子どもがやりたくて始めたのか?
どうして嫌なのか?原因は先生か友達か?
できなくて悔しいだけか?
理由によって対処法は変わってきますが、嫌だと思う要因を一つずつ取り除いていくしかありません!
前述したように、人間関係は難しいですが、人間関係以外の要因であるならば、終わった後のご褒美を用意したり、家で特訓したり、できるようになったことを発表する機会を与えたりしましょう。
それでもダメなら、無理強いせず、少し休ませたり、習い事をやめることも必要かもしれません。
おわりに
費用や送迎など、習い事は親の頑張りがなければできません。
習い事によって掛かる費用も全然違いますし、毎回の送迎や、試合や発表会など休日の行事増加に伴う仕事の増加など、金銭面だけでなく精神面でも親の負担は大きいです。
なので、親も無理ない程度に子どもの習い事をサポートしましょう。
習い事をさせる上で最も大切にしたいことは、お子さんが習い事を楽しんでいること、そして、能力をどんどん伸ばし、未来への可能性を広げてあげることです。