子どもの日々の成長は嬉しいもので、子育ての楽しみでもあります。
子ども自身も、自分でできることが増えると嬉しいですよね。
トイトレ(トイレトレーニング)も子育ての一環で、トイレでおしっこできるようになると達成感がありますし、お出かけも楽しくなりますが、トイトレは「難しい」「大変」「オムツ取れない」と悩んでいる人も多いようです。
特に、「幼稚園入園までにオムツを取りたい!」という話はよく聞きます。
ここでは、幼稚園入園をひかえ、「まだオムツが取れない」と焦っている方や「いつからトイトレを始めるか」お悩みの方のために、オムツを取るためのママの心構えについてまとめていきたいと思います。
幼稚園のオムツ事情
幼稚園によっては、オムツを禁止している園もありますが、ほとんどの幼稚園がオムツの子でも受け入れてくれるようです。
それでも、幼稚園入園までにはオムツを取りたいと思っているママは多いようで、うちの子の幼稚園でも、年少さんでオムツしている子はほんの数人です。
入園申し込みが始まる秋頃から、慌ててトレーニングパンツを履かせ始めたママ友もいました。
ですが、ママの焦りは子どもに伝わります。
失敗する度にイライラしたり、「トイレは?」「おしっこ出るんじゃない?」としつこく言い過ぎたりして、トイレ嫌いにさせてしまっては困りますよね。
幼稚園入園のために、ではなく、余裕をもって始められると良いです。
いつからトイトレを始める?
オムツを取るために何をすればよいか?
それがトイレトレーニング(トイトレ)です!
では、トイトレはいつから始めるのがよいのでしょうか?
厳密に「いつから」ということではなく、お子さんとママの意思疎通がうまくできるようになり、トイレに興味を持ち始めてからで良いと思います。
重要なのは、興味を持つように働きかけることです。
例えば、
- トイレをテーマにした絵本やDVDをみせる。
- ママがトイレに行くときに一緒に連れていく。
- お友達がトイレでおしっこをしている姿を見せる。
- 音が鳴る補助便座や子どもが好きなキャラクターのおまるを用意する。
- お気に入りのお人形を使って、トイレに行く遊びをする。
など、方法は様々です。
私は自分の子どもにこれらを全部試しましたし、トイレでおしっこができたら『ご褒美シール』が貼れるようにトイレにシールと台紙を置いておきましたよ。
台紙が全部埋まったら、ご褒美にアイス買ってあげる♪なんて、物で釣ったこともありました。
初めは、トイレに座りたい時に座らせてみたり、ご飯の前後や外出の前だけトイレに行かせたりと、気楽にスタートしても良いと思います。
2歳半で慌ててトイトレ始めてみたら、呆気なくオムツ取れたよ!という友人もいたので、お子さんの成長ややる気を見ながら、その子のタイミングでスタートするのが良いと思います。
オムツはいつまでに取るのが良い?
考え方は、やはり人それぞれで、「この時までに!」というのはないかもしれませんが、私は満3歳までにオムツを取るのが良いと思っています。
小さいうちに、トイレでおしっこをする感覚を覚えるのはとても良いことですし、幼稚園に行くと、周りの子がパンツなのに自分だけオムツだと気にするかもしれません。
また、夏になって水遊びやプールが始まると、「オムツの子と一緒にプールに入れないでほしい」と思う保護者の方もいるようで、お互いに良い気はしませんよね。
できるなら、カッコイイ(可愛い)パンツで子どもの気分を盛り上げて、入園までにオムツを取ってしまいましょう!
うんちだけできない!
トイレでおしっこができるようになって、ホッとしたのも束の間、うんちができない!とお悩みの方が意外と多いようです。
そもそも、おしっことうんちでは排泄の仕方が違いますし、うんちはおしっこと違って突然したくなるので、早めにトイレに連れていくことができません。
実は、うちの子もなかなかトイレでうんちができず、一度トイトレ挫折しました。
1歳4か月から少しずつトイトレを始めて、2歳3か月では外出先でもトイレでおしっこができるようになりました。
「あとはうんちでおしまいだー♪」と喜んでいたのに、いつになってもうんちができないΣ( ̄ロ ̄lll)
今まで立ってオムツにしていたので、座ってみると力の入れ方がわからないし、踏んばる姿が恥ずかしかったようです。
羞恥心の芽生えも成長ですよね。
普段パンツを穿いているのに、うんちしたくなると、私のところにオムツを持ってきて穿き直し、誰もいない部屋やカーテンの後ろに隠れてうんちをしていました。
「意外と繊細なのね…」
それでちょっと諦めモードだったのですが、幼稚園入園前の面談で主任の先生に、頑張ってオムツ卒業するように、と言われてしまいました。
先生の話では、早い段階でトイレでうんちできるようにしないと、しばらくできなくなるそうで、実際に、年長さんになってもうんちだけできなかった子が何人もいたそうです。
大きくなってきて、自我がめばえ、他者と自分を比べるようになった時、自分だけオムツを穿いているというのは、子どもにとってはとても辛いことだと思います。
慌てて本気になった私。
2日でオムツ取りました!
「うんち!」とオムツを持ってきた子どもを抱きかかえ、
トイレに座る→うんち出ない→便意がなくなる→やめる→「うんち出る!」→トイレに座る
を繰り返し、5度目の挑戦でやっと出ました!
便意がなくなるほどの緊張を子どもに何度もさせてしまい、少し辛かったですけど、一度出ると二度目はもっと早く出るようになってきて、「やってよかった」とホッとしました。
オムツを取るためのポイントとママの心構え
オムツを取るためのポイント、それは、トイトレを始めるポイントでもありますが、子どものタイミングを見極めることです。
- ママと意思の疎通ができる。
- おしっこの間隔があくようになった。
- トイレに座りたがる(やる気になった)。
- まねっこする。
これらのことができるようになってきたら、ぜひ始めてください!
そして最も大切なことは、ママが根気強さ 続けることの大切さを忘れないことだと思います。
どんな時でも、お子さんのよき理解者として、見守ってあげて欲しいです。
まとめ
頑張ってトイレに連れて行っているのに、なかなかオムツが取れないと不安になるものですが、取れなくても不安にならないでください。
母親として子どもと一緒に頑張ることが大切であって、焦って怒ったりする必要はありません。
子どもは日々成長しています。
入園すれば、周りを見て成長していくのです。
「友達がやっているから、自分もトイレでおしっこするんだ!」と子どもがやる気になったら、応援してお手伝いしてあげましょう。
トイトレが、育児の楽しい思い出のひとつになりますように!