春分の日って祝日ですよね?
毎年、同じ日ではないとご存知でしょうか?
春分の日は春の彼岸の中日でもあります。
どのようにして決まっているのでしょうか?
今日は春分の日についてご説明したいと思います。
春分の日に墓参り?意味や由来は?
春と秋にあるお彼岸、中日にはお墓参りをしてご先祖様に感謝をするという意味があるようです。
私も毎年、お彼岸にはお墓参りをしてきました。
お彼岸とは、中日の前と後に3日ずつの7日間を表します。
中日の日を春分の日と呼んでいます。
春分の日の日にちは毎年決められる
春分の日(しゅんぶんのひ)は、日本の国民の祝日の一つであり、祝日法により天文観測による春分が起こる春分日が選定され休日とされる[1]。通例、3月20日から3月21日ごろのいずれか1日。
春分の日の算出方法
二十四節気のひとつで、4番目にあたります。
二十四節気とは1年(太陽年)を24個に分けたもので、ひと月に節気と中気があります。
春分は2月の中気ですが、グレゴリオ暦にすると3月の20~21日となります。
天体観測による春分とは太陽が春分点を通過するときを指しています。春分日は通過した時の日付を指しています。
二十四節気という言葉は聞きなれない物ですが、普段良く耳にする『冬至』なども、この二十四節気のひとつです。
年の初めの正月は『立春』と呼ばれています。
聞いたことがあるのではないでしょうか?
春分の日は国立天文台が作成する暦象年表が元になっている
春分の日は国で定められた国民の休日ですが、春分日は天文学上の表現です。
毎年、国立天文台が作成する翌年の『暦象年表』という小冊子の内容を確認して、閣議によって春分の日が決定されます。決定されるのは施工前年です。
天文台が春分日を予測した資料を元に、毎年閣議決定されるので、同じ日ではないのです。
毎年同じにならないのは閏年も関係しています。日数に変化が生じるので春分の日も変わってきます。
春分の日と秋分の日の計算方法は違う?
春のお彼岸の中日が春分の日であるように、秋のお彼岸の中日は秋分の日ですよね。
秋分の日も同じ考え方で太陽が秋分点を通過する日が秋分日、国民の休日として秋分の日があり、決め方も春分の日と同じです。
なので、秋分の日も毎年同じ日とは限りません。
春分の日の算出方法
事前に春分の日を知っておく方法はあるのでしょうか?
未来の春分の日についての記載のあるサイトを調べてみました。
ここで予測されているのは、春分日の事だと思われます。
春分日を確認して春分の日が決定されるので、春分の日として断定はできませんが、参考になると思います。
これまでの春分の日が春分日と異なった事はないそうです。
こよみのページへ 過去~将来の春分の日・秋分の日
こんなサイトがありました。お子さんと一緒に調べてみるのも楽しそうですね。
国立天文台 「質問3-1)何年後かの春分の日・秋分の日はわかるの?」
国立天文台のHPでは、春分日と秋分日の一覧表がありました。
まとめ
だいたいこの頃だよなぁとはわかっていても、何日と出てこなかった春分の日や秋分の日。
毎年、天文台の観測によって決められていたのですね。
閣議で決定されるのは施工前年の2月で、第一平日に「暦要項」に春分の日として公告されます。
天文観測上の春分日は数年先まで予測されていますが、前年に確認されてから広告されるので、この時まで春分の日は決まっていないということになります。
最近の国民の祝日は、ハッピーマンデーなど、その年の曜日配置によって変わってくるものも存在しますね。
日付として記憶しておくことはできなくなってきました。
ですが、春分の日が毎年違う理由は天文学上の事だったのです。
理由がわかると春分の日に歴史を感じますね。