春分の日・お彼岸に食べるぼたもち 由来や決め方、おはぎとの違いは?

生活

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ご先祖や亡くなった身内、友だちを偲び、在りし日の思いをめぐらして、1年の内、何回かはお墓参りをする方も多いことでしょう。

 

春分の日、秋分の日、お盆、命日、月命日などにお墓参りをする方が多いと思います。

特に、春分の日秋分の日は、3月、9月にお墓参りをする月です。

 

春分の日、秋分の日を中日とする7日間がお彼岸であって、この時期に仏事を営むこととされています。

 

この時期はちょうど季節が秋から冬、冬から春へと向かう時期ですね。

ご先祖や故人への供養をするとともに、季節の変わり目にもあたり、健康に留意しなくてはならない時期でもあります。

 

故人を偲び、健康に留意するなど、自身への戒めもあると思います。

 

1年の内で、必ず訪れる春分の日について、その由来やさまざまな「習わし」について紹介します。

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春分の日の由来とは?

 

春分の日は、国民の休日、「自然をたたえ、生物を慈しむ」とされ、昭和23年に制定されました。

以前は、「春季皇霊祭」という祝日で、歴代の天皇や皇后の霊を慰める儀式が行われていました。

それが、ご先祖の霊を供養する春のお彼岸として名前を変えた祝日となりました。

 

また、二十四節気の「春分点を通過する日」として、昼と夜の長さがほぼいっしょになる日でもあります。

 

「春分点を通過する日」であるため、例年、3月20日、21日のいずれかとなります。

2019年は3月21日が春分の日となっています。

 

春分の日に行われる行事は

 

 

春分の日は、春のお彼岸としてお墓参りが行われます。

この時期のお墓は、お墓参りで大変にぎわいます。

 

私が住む長野県では、春分の日の当日は、お墓に供えるお花を販売するお店が出店し、公営のお墓では、場内の交通誘導員が交通整理を行っています。

 

この時期が近づくと、祖父や祖母がお墓参りの心配を始めます。

お墓参りには、祖父たちに促されて出かける方も多いのではないでしょうか。

 

また、お墓参りの際には、離れて暮らしている兄弟や親戚が集まることもあり、久しぶりの再会で親族の交流も図られます。

 

ご先祖へ手をあわせお祈りをする。

日々暮らしていく上で、大変大切なことであると思います。

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お墓へのお供えは花以外に何がある?

 

お墓参りの際には、お花などのお供えをします。

お供えはお花などが一般的ですが、故人の好物であったもので、お酒やお菓子を供える方も多いことでしょう。

 

食べ物の他にも色とりどりのきれいなお花が供えられ、お墓の周りは線香の煙が立ち込めています。

普段は静かなお墓も大勢の人々が訪れるため、大変にぎやかです。

 

さて、お彼岸には、お墓や仏前へのお供えするものとして、「ぼた餅」を供える風習があります。

 

なぜ、「ぼた餅」なのか「おはぎ」ではないのか?

「ぼた餅」について、調べてみました。

 

なぜ、春分の日に「ぼた餅」を供えるの?

 

地方によっては「おはぎ」と呼んでいるところもあります。

長野県などでは、「おはぎ」と呼ぶことが多いです。

 

春分の日のお供えとして、「ぼた餅」を供えるようになった由来はいろいろあります。

よくいわれることでは、江戸時代からお彼岸の時期に、お墓に供え、食べる風習があったようです。

 

「ぼた餅」はお餅の回りに小豆から作る「あん」をからめたものです。

小豆色の「赤」は魔よけの力があるとされ、邪気を払う意味からも「ぼた餅」を供え、食べることになったようです。

 

「牡丹餅(ぼたもち)」と「お萩(おはぎ)」。

この漢字からわかるように、牡丹は春に咲く花、萩は秋のお供え物であるため、「ぼた餅」は春分の日、「おはぎ」は秋分の日にお供えし食べるものと言われています。

 

お餅の回りに「あん」をからめたものが一般的ですが、「あん」の変わりに、「きな粉」や「ごま」をまぶしたものもあります。

お彼岸だけではなく、お祭りやおめでたいことがある場合にはよく食べます。

 

祖母(おばあちゃん)が作る「ぼた餅」はとても美味しく、

食べると祖母(おばあちゃん)を思い出しますね。

 

まとめ 春分の日とは故人を偲しのび、健康に留意する日

1年の中で何回かあるお墓参りの時期のひとつ、春分の日

長い冬から春へと向かう時期です。

また、就職、進学、新学期などを控え、あわただしい時期でもありますね。

 

お墓でご先祖や故人に手をあわせ、心を落ち着かせ、健康に留意して、新たな旅立ちに向かう。

ご先祖様は、そんなあなたを、きっと、やさしく見守ってくださいますよ。