紙漉きでオリジナルのはがきを作ってみよう!~牛乳パックや身近なものを使って~
幼稚園や小学校に通うようになると、「手紙交換」をする子がたくさんいます。
我が子もその一人で、一生懸命にひらがなを書いたり、絵を描いたりして、お友達や先生と手紙交換をしています。
お友達ができて嬉しかったり、覚えたてのひらがなを書いて誰かに見せたかったりして、「手紙交換」を始めるようです。
では、折角なので、“手紙を書く”ための紙を手作りしてみましてんか?
オリジナルの便箋やハガキを使って手紙を書けば、さらに「手紙交換」が楽しくなるはずです♫
紙漉きによる簡単な紙(ハガキ)の作り方をご紹介します!
夏休みの自由研究や自由工作としても、おすすめです!
時期的には「暑中見舞い」や「残暑見舞い」にぴったり!
夏らしい、オリジナルのはがきを作ってみましょう♪
基本の牛乳パックを使った「紙漉(す)きはがき」の作り方
まずは、牛乳パックなどの紙パックを使った、基本の紙漉きはがきの作り方をご紹介します。
『紙漉きキット』などをホームセンターで購入することはできますが、今回は身近にあるもので代用して、作ってみたいと思います。
用意するもの
- 牛乳パック(1L)
※牛乳パック(1L)1個で、3~4枚のはがきを作ることができます。
- 豆腐のパック(底がはがき位の大きさの物)×2
- ミキサー
- 排水用ネット
- バケツや風呂桶など
- 画鋲(豆腐パックに穴をあけるために使用)
- タオル
- アイロン(早く乾かす場合)
牛乳パックを使った紙漉きはがきの作り方
パルプ液を作る
- 牛乳パックを水洗いして、ハサミで切り開き、2~3日水に浸しておきます。
- 牛乳パックの表と裏のポリエチレンを剥がして、真ん中の「パルプ」を取り出し、細かくちぎります。
- 多めの水と一緒に、ちぎったパルプを少しずつミキサーにかけます。
- ドロドロした状態になれば、パルプ液の完成です。
※ミキサーがない場合は、「ペットボトルに水とちぎったパルプを入れ、思い切り振る」といった原始的な方法もあります。
型を作る
- キッチンの排水用ネットを豆腐パックの底に合わせて切ります。(2枚)
- 豆腐パックの底に画鋲で穴をたくさんあけます。
はがき(紙)を作る
- 豆腐パックの底に、切った排水口用ネットを1枚入れてから、パルプ液を入れます。
- 1の上にもう一枚の排水口用ネット、豆腐パックを順にのせて、水切りをします。
- 豆腐パックから、ネットごと紙を取り出します。
- タオルで水気をふき取り、自然乾燥させて、ネットを剥がします。
※急ぎの場合は、当て布をしてアイロンをかけましょう。
手作りはがきのアレンジ方法
基本の作り方で手作りしたはがきに、文章や絵を描くだけでも良いですが、より素敵に、よりオリジナリティー溢れる作品にするために、ちょっとひと手間加えてみませんか?
- 色を付ける
紅茶の茶葉で色付け
使用済みの紅茶の葉をパルプと一緒にミキサーにかけます。
- マーブリングする
マーブル絵の具を使うときれいに模様が出やすいですが、アクリル絵の具などでも代用できます。
- 柄を付ける
好きな絵柄の紙ナプキンや千代紙(水で滲まないもの)などを切り取って、軽く水切りしたはがき(紙)にのせて一緒に乾かすと、絵柄入りの紙になります。
- 香りをつける
好きなハーブの生葉をパルプと一緒にミキサーにかけたり、好きな香りのアロマをパルプ液に混ぜたりして、香を付けます。
- 折り紙で作った作品を貼る
季節に合わせて、夏なら向日葵やスイカなどを折り紙で作り、手作りした紙に貼り付けます。
この他、「野菜スタンプ」や「消しゴムはんこ」を作って押したり、紙をちぎって貼って絵を描く「ちぎり絵」をするなど、オリジナルティー溢れる作品を作ってみてはいかがでしょうか?
工夫した作品を学校に提出するも良し、お友達や先生にプレゼントするも良し!
楽しく遊びながら宿題もできちゃって、一石二鳥ですね(^▽^)/
まとめ
紙パックを再利用し、はがき(紙)を手作りすることができます。
作ったはがきに、文字や絵を描き、あて名をきちんと書けば、実際に手紙を出すことができます(郵便ポストに投函可能です)。
また、手作りしたはがきに色や香りをつけると、さらに素敵な作品になりますので、
ぜひ、親子で楽しみながら工作してみてください!