初めて【歌舞伎】を観劇するときのマナーとドレスコードのあれこれ
歌舞伎って聞くと、ちょっと敷居が高い・とか、普通の人は行きにくいのでは?
というイメージをもってしまいがちです。
しかし、最近は名前の知られたイケメンの歌舞伎役者さんも多く、若い女性にも人気が出ています。
生で歌舞伎を見てみたい!とは思っていても、なかなか最初の一歩が踏み出せないものではないでしょうか?
そこで、初めての方でも安心して観られる、マナーやドレスコードについて
お話ししたいと思います。
歌舞伎って、いったいどんなもの?
歌舞伎は、日本の伝統芸能、という認識はほとんどの方が持っていると思います。
実は内容など、よくわからないのではないでしょうか。
まずは、【歌舞伎】について、お話ししていきたいと思います。
歌舞伎のルーツは、流行の最先端を行く奇抜なファッションでかぶき者のマネをしてみせるという、【かぶき踊り】が発祥とされています。
2009年には、ユネスコの無形文化遺産の代表一覧表に記載されました。
現在までに、400年以上の歴史があります。
役者さんの名前に、〇代目などが付くことからも、長い歴史が感じられますよね。
歌舞伎を観劇するときに注意したいマナーとルール
特に、『歌舞伎だから』と片肘を張るようなルールやマナーは存在しません。
ほかの映画館や劇場での一般的なマナーと一緒と考えて大丈夫です。
食事をしても、まったくのルール違反にはなりませんが、ガサガサとした音や、臭いなどに注意しましょう。
密閉された空間の中で、カレーなどの臭いが漂ってしまっては、せっかくのお芝居が台無しになってしまいます。
客席を移動するときは、幕間のみにしましょう。
座席の作りが、映画館と同様のため、芝居の進行中に歩いてしまうと、ほかのお客様の視界を遮ってしまうことになり、迷惑となってしまいます。大人として、配慮したいものです。
録音・録画はNGです。
これは、当然のマナーだと思います。
芝居中の音にも気を付けましょう。
咳が出やすい方は、咳止めのドロップなどを準備して、芝居の進行を妨げないようにしましょう。
これは、TVなどでもよく見かけるものですが『よっ!』・『成田屋!!』などの掛け声です。
やってみたいと思う気持ちは十分にわかるのですが、掛け声・歓声・拍手も芝居の一部になっているので、タイミングなども含め、基本的にはまわりの状況に合わせるのが良いでしょう。
ちなみに『成田屋!』などの掛け声は、男性のみ行うことができます。女性は行うことができません。
たくさん書いていますが、一般的なマナーがあれば問題なく観劇できると思います。
歌舞伎を見るときのドレスコードは、あり?なし?
歌舞伎というと、ちょっと敷居が高いという印象がありますね。そうすると、どうしても気にかかるのが、ファッションです。
観劇するときのお席にもよると思いますが、基本的にドレスコードはありませんから、ジーンズなどでも清潔感があれば問題はありません。
しかし、ダメージジーンズや、色落ちの激しいもの、露出の高いもの、ピンヒールなどは避けた方が良いでしょう。
色合いなども、あまりビビッドなものはまわりの環境に合わず、浮いてしまう恐れがあります。
服装にはドレスコードはないのですが、後方のお客様の視界を妨げてしまう帽子などはとりましょう。
髪の長い女性は、あまり高い位置では髪を結いあげないようにしましょう。
自分だけではなく、周り特に後方の方にも気配りができれば、基本的に大丈夫です。
最後のまとめとして
日本の伝統芸能の歌舞伎ですが、もとは大衆の娯楽の定義です。
ファッションなどは、いつもよりちょっとおしゃれ、くらいで大丈夫だと思います。
いつかは、着物で観劇なんて言う、素敵な大人になってみたいものですね。