朝晩の冷え込みが強くなってくると、いよいよストーブやコタツの出番となります。
夏は物置などに片付けて、気にもかけていなかったストーブは冬の必需品ですね。
ストーブの燃料は、灯油、電気、ガスなどさまざまですが、石油ファンヒーターや石油ストーブを使っている方も多いことでしょう。
一番の手間は、ストーブの燃料タンクに灯油を入れることですが、冷え込みの強い地域ではエアコンの暖房機能だけでは物足りないため、灯油を使った暖房器具は心強い味方になります。
ですが、灯油をこぼしたり、給油する時に手に灯油の臭いがついたり煩わしいことが多いです。
そこで、冬をむかえ、灯油を入れる際のトラブル対処法をご紹介します。
灯油はどこに保管してあることが多い?
家庭では石油ファンヒーターや石油ストーブの燃料として、灯油を使用しています。
保管方法は、灯油タンクに灯油を備蓄している方や、ポリタンクに灯油を入れて玄関などに置いている方もいます。
灯油タンクは家の外、お風呂の給湯装置の近くなどに設置されています。
灯油をストーブの燃料タンクに入れる時、寒い中、灯油タンクのある外で入れる場合が多いです。
そのため、ポリタンクに小分けにして玄関に置いている方もあります。
ストーブに灯油を入れるときの注意点は?
外の灯油タンクや玄関のポリタンクからの灯油を入れる際には、気を付けなければならないことがあります。
灯油タンクから入れる場合
冬になると灯油タンクからの灯油流失事故がニュースでたびたび報道されます。
灯油タンクから灯油を入れている時に、そこから目を離したり、忘れる場合に事故がおきやすいです。
これは重大事故となります。
灯油があふれて河川に流れ込みます。
その河川は水道水の重要な水源となっている場合もあり、水に灯油が混ざることによる水道水の断水事故です。
河川などに流れ込んだ時は灯油を回収しなくてはなりません。
自治体や周辺の方々に多大の被害や迷惑をかけることになります。
決して、灯油を入れている時は目を離してはいけませんよ。
玄関で入れる場合
玄関で入れる場合も、入れている時は目を離してはいけません。
灯油タンクからの流失のように、大事になることはありませんが、それでも玄関中が灯油だらけになってしまいます。
水と違って、流れ出た灯油の処理は大変です。
可燃性ですから、火気は厳禁ですし、灯油の臭いを消さなくてはなりません。
玄関だからといって油断しないでくださいね。
灯油をこぼしてしまった時の対処法
こぼれた量にもよりますが、少量程度なら、まず新聞紙や雑巾で十分吸い取ります。
他の方法としては、小麦粉や粉石けんをふりかけて吸い取らせます。
小麦粉や粉石けんがない場合もあるため、新聞紙や雑巾などの布で吸い取ることです。
後は、臭いが気になりますね。
換気を良くすることはもちろんですが、お茶がらをまいておくと良いですよ。
お茶がらが臭いを吸い取ってくれます。
そして、市販の臭い消しを振り掛けましょう。
基本は、新聞紙や雑巾などで十分に吸い取って、拭くことです。
ただ、灯油タンクを倒していまい、大量にこぼれてしまった場合は、最寄りの消防署か自治体に連絡して対応してもらった方が良いです。
なお、灯油が手につくと、石けんなど洗っても臭いがなかなか消えません。
灯油を扱う場合は、ゴム手袋を使用するか手をビニール袋で覆うと臭いもつきません。
まとめ
寒い季節になると、灯油を扱うことが多くなってきます。
石油ファンヒーターや石油ストーブには灯油が必須です。
灯油によって、冬を暖かく過ごすことができます。
ファンヒーターやストーブに灯油入れる場合には、目を離さず、もし、こぼしてしまった時は、あわてず、すみやかに、適切な対応をとってくださいね。