紫陽花の葉っぱに毒が?母の日に贈ったりペットへの影響は大丈夫?

生活

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数年前の話になるのですが、毎年「母の日」には故郷に住む母に妻と二人でプレゼントを贈ってるんです。

その年は百貨店でとっても素敵にアレンジされた紫陽花を見つけたので、妻と顔を見合わせ「今年はこれだな!」と即決しました。

ですが、実は紫陽花は毒を持っているそうなんです。

紫陽花って本当に毒があるの?ペットがいるお家に紫陽花はNG?という疑問について調べてみました。

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プレゼントに人気の紫陽花は危険な花だった!?

そこには花言葉も添えられていて、ピンクの紫陽花は「元気な女性」、白色の紫陽花は「寛容」とありました。

今回即決した紫陽花は「ピンク」と「白」の紫陽花がバランスよくアレンジされていました。

またまた妻と顔を見合わせ二人で大きく何度もうなずきました。

ウンウン!これしかない!「寛容で元気な女性」とはプレゼントにピッタリ!

そんな会話を楽しみながら、「今年もきっとお母さん喜んでくれるね!」という妻の言葉に

「間違いない!」の一言で返しました。

 

それから数日が過ぎ、5月2週目の母の日に、待ってましたと言わんばかりに母からの電話。

「とってもステキな紫陽花、、、いつもありがとうね…」

「いえいえ、こちらこそいつもありがとう!」

 

なんだか、母の最初の言葉に違和感を覚えたのですが、得に気に止めることもなく

「最近どう?お盆休みにはまた帰るね」

「そう言えばピョンちゃんは元気してる?」

と、いつものように会話を楽しもうとしてたのですが、少し言いにくそうに

「実はね…紫陽花の花を贈ってもらったのに、こんなこと言うのもあれなんだけど…」

「・・・紫陽花って、「毒」があるのよ。。。」

 

えーーーーーー!!!!!

顔面蒼白でした。

知らなかった。

 

普通に母の日のプレゼントとして売ってるし、ステキな花言葉もついてるし、梅雨時期になると庭先にいっぱい咲いてるし!

「毒」があるとかマジで信じられない!

 

頭の中が真っ白になってる僕をよそ目に「ピョンちゃんが、いたずらして、かじったりしたらいけないから手が届かない棚の上に飾ってる。。。」

ピョンちゃんは、母が大事にしてるペットのワンちゃんなんです。

 

玄関かリビングに飾ってくれてるって思ったのに、まさかの棚の上。

「ごめん、お母さん、知らなくて・・・」と返すのが精一杯でした。

 

今となっては笑い話ですが、当時の僕と妻はあれほど百貨店で盛り上がってたのに、まさかこんな結末になるとは思いもせず言葉が出ませんでした。

後日、母にはカーネーションを贈ったのですが、僕たち夫婦と一緒で紫陽花に「毒」があるってことを知らない人は意外と多いのではないでしょうか?

 

紫陽花って本当に毒があるの?

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まずはじめに、紫陽花の毒について調べてみました。

結論から言うと、紫陽花の「毒」については、まだ、はっきりとは解明されていないようです。

ただし、紫陽花の葉を食べて嘔吐や痙攣、めまいや顔面の紅潮などの体調不良を訴えた症例がいくつか報告されています。

 

幸い大事に至ることはなく、いずれも数日で快復に向かったようですが、確かに紫陽花が原因で何らかの中毒症状を引き起こしたのは間違いないようです。

 

こんな記事も見つけました。

 

京都薬大の研究で、中国四川省産の紫陽花には毒が含まれてるけど、京都産の紫陽花には毒は含まれてなかった。

また、これまでに確認されている毒成分は、「青酸配糖体」という植物由来の有毒成分と「抗マラリア成分」、「嘔吐性アルカロイド」これらの成分が報告されています。

飲食店で梅雨時期になると季節感を出すために、紫陽花の葉が添えられたりすることがありますが、

決して口にすることがないよう注意する必要があります。

上で記載した中毒症状も、飲食店で提供された料理に添えられた紫陽花の葉を食べたことが原因ではないかと報告されています。

 

ペットがいるお家に紫陽花はNG?

 

紫陽花の毒性ははっきりと明確にされているわけではありませんが、何らかの中毒症状を引き起こす危険性があることは間違いなさそうです。

なので、ペットや小さなお子さんがいらっしゃるお家へのプレゼントは、控えておいた方がいいかもしれません。

また、もし飼っているペットが間違って紫陽花を口にしてしまったということがあれば、早めに動物病院に連れていってあげた方がいいでしょう。

体が小さなペットの場合、最悪の場合も考えられますので、早めの受診をおすすめします。

 

まとめ

 

いずれにしても口に入れなければ問題はなさそうなので、季節を彩るステキな花でもありますし

ガーデニングで触ったり、見て楽しむくらいがちょうどいいのかもしれませんね。

紫陽花だけでなく、毒を持ってる花は案外身近にあります。

小さなお子さんやペットが間違って口にしないように、普段から少し気をつけておきましょう。

 

身近に咲いてる毒を持つ花

  • レンゲツツジ
  • ヒガンバナ
  • スイセン
  • スズラン
  • シャクナゲ

昔から、「綺麗な薔薇にはトゲがある」と言われるように、美しいモノは目で楽しむのが一番ですね。

最後に、紫陽花にはポジティブな花言葉がある一方で、青色の紫陽花につけれれている花言葉は「冷淡」です。

やはり、美しいからといって、不用意に手を出すと痛い目を見そうです。

少し離れたところから目で見て楽しみましょう。