11月の秋の深まる頃、嵐の前の静けさとでも言うように、静かで穏やかな時期ではないでしょうか。
今から、12月の「クリスマス」を意識されている方は多いと思いますが、「お正月」の準備をされている方は少ないと思います。
ですが、「クリスマスが終わったら・・・」とのんびりしていると、あっという間に年が明けてしまいます。
「おせちはどうしようかな?」
「子どもには何を食べさせようかな?」
おせちを作るにしても、通販で頼むにしても、早めに準備を始めないといけません。
皆さんは、「おせち」どうしていますか?
そもそも、おせちには何が入っているか知っていますか?
おせちについて少し勉強しておきましょう。
主なおせち料理と詰め方
おせちはお重箱に詰めるのが一般的ですが、何番目に何を詰めるかが決まっています。
三段のお重で考えると、下記のようになります。
- 一の重(一番上の段)
口取り・・・かまぼこ、栗きんとん、伊達巻、黒豆、数の子、田作りなど前菜のような品。
- 二の重(上から二段目)
焼き物・・・鯛やブリ、海老など海の幸の焼き物を中心に、酢の物や肉料理などメインとなる品。
- 三の重(一番下の段)
煮物・・・里芋やクワイ、こんにゃくなどの山の幸を使った、お煮しめや筑前煮。
最近では、おせち離れがすすみ、スーパーで買ってきたものをお皿に並べたり、通販で買ってしまったり、おせちを食べない、という方もいるようですが、おせちのお料理には縁起物がいっぱいですから、年初めは是非、おせちを食べてほしいです。
例えば、海老は「長生きの象徴」、ゴボウは「細く長く幸せに」、数の子は「子宝と子孫繁栄」などが有名です。
「おせち」は日本の伝統の祝い食ですから、ぜひ子どもたちにも知ってもらいたいですね。
おせち嫌いの子供にも人気がでる工夫をする
おせちは、酒の肴のような味の濃い料理が多く、お子様向きではありません。
ですが、縁起物ですから、お子様でも食べられる品を追加したり、比較的お子様ウケする食材にひと手間加えて、家族みんなで食べられるように工夫してみませんか?
かまぼこ
飾り切りで「ウサギ」や「バラの花」などを作ったり、キャラクターのかまぼこを入れます。
私もウサギにしておせちに入れましたが、子どもが食いついてました!
「全部一人で食べる!」なんて言ってましたよ。
(2個で手が止まってましたが・・)
海老
お重の中に大きな海老が入っていると見栄えしますが、食べなくては意味がありません。
エビチリや海老グラタンなど、形を変えてみましょう。
ちなみに我が家は、思い切ってエビフライです。
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煮物のレンコンやゴボウ
優しいお味の煮物を食べない子には、甘じょっぱい根菜きんぴらやゴボウサラダを作ったり、細かく切ってハンバーグや肉団子に混ぜたりするのもオススメです。
紅白いなり
お稲荷さんが好きな子は多いと思うので、「紅白なます」ならぬ「紅白いなり」です。
酢飯に分け、桜でんぶや小梅漬け、ゆかりなどを使って赤く色づけします。
これは、次の機会に私もやってみようと思っています。
手まり寿司
どんな食材でもokなオススメメニューがこれ!
酢飯に色んな食材、例えば、えび、タコ(「多幸」を意味する)、レンコン、こんにゃくなどを細かくして混ぜ込み、真ん丸のおにぎりの様にします。
子どもはおにぎり好きが多いですし、食べやすく、可愛らしく、おせちを華やかに彩ってくれると思います。
この他にも、お子様の好きな洋食メニューを加えるなど、方法は様々なようです。
伝統そのままの「おせち」を残しつつ、子どもが好きなものを取り入れることで、「かまぼこの隣の何かな?」「美味しいのかな?」と他の食べ物にも興味を持つきっかけになればよいと思います。
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まとめ
私も子どもの頃は、大しておせちを食べませんでしたが、今は食べますし、ないと寂しく感じます。
ですから、今子どもに無理に食べさせる必要はないと思います。
但し、おせちを「食べない」のと「知らない」のとでは天と地ほども違います。
家族でおせちを囲み、良い年になるよう祈りながら、気持ちよく新年を迎えましょう。
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