自由研究でディズニー旅行記を書く〜高学年らしい書き方について〜
毎年のことで、何にするか悩む夏休みの自由研究。
低学年の時に、植物の観察や工作、実験なんかもやっていて、ネタが尽きて困っている子におすすめなのが旅行記です。
夏休みには、キャンプや温泉、花火大会や海水浴、大型プール施設やテーマパークなど、遠出する(旅行する)機会が多いと思いますので、その思い出を自由研究としてまとめてみてはいかがでしょうか?
今回は、家族で東京ディズニーリゾートに行ったことを旅行記として書くためのポイントについてお話しします。
その前にまず、旅行記の基本を知っておきましょう。
【自由研究】旅行記の書き方に小学生らしい決まりはあるか?
旅行記とは、旅行先の風景や行動を記録したり、旅行中に見聞きしたことや感想などを書き記した記録集のことです。
書き方に細かい決まりはありませんが、読み手、特にその場所を訪れたことのない人でも風景や出来事をイメージしやすいように書くと良いでしょう。
文章だけでなく、写真を使ったり絵を描いたりすると、より伝わりやすいです。
「旅行」は研究材料の宝庫!
家族旅行はとても良い研究材料で、旅行記に限らず、旅行先の特産品や歴史、乗り物や天気など何か一つ好きなテーマを決めて調べれば、それが自由研究になります。
旅行先をすごろくにしたり、旅行先で手に入れた貝殻や木の実などで工作したり、その地域の野菜を使った料理を作って普段食べているものと味くらべしてみる、というのも面白いかもしれません。
【自由研究】旅行記の書き方準備編~小学生の高学年らしい書き方とは?
「〜して楽しかった」というまとめ方では、子供っぽい絵日記になってしまいます。
これが小学校低学年の旅行記であれば、楽しかった旅行を、絵と写真とちょっとの文章でまとめて、「楽しかった」で良いかもしれませんが、高学年にもなると、それではちょっと残念な仕上がりになります。
そうならないために、きちんと準備が必要です。
<旅行前の準備>
- 旅行先の下調べをして、旅のテーマや目標を決める。
旅行先の地図や天気、特産品のほか、旅行に持っていくと便利なトラベルグッズなども調べておけば、それが旅行記の1ページになります。
さらに、旅のテーマや目標があると、旅行記がまとめやすくなるだけでなく、旅行そのものが充実して楽しくなります。
<旅行中の準備>
- スマホやデジカメで写真をたくさん撮っておく。
写真を見返すことで、行き先や時系列がわかりますし、その時の感情や出来事を思い出すきっかけになります。
また、旅行記に写真を貼った方がわかりやすくなるので、写真は出来るだけ多く撮っておきましょう。
- メモを取る。
基本的なことは写真を見返せばわかるので、特に印象に残ったことや感じたこと、知っておくと得する「名前」や「時間」などをメモします。
- チケットやパンフレットなどを取っておく。
チケットやパンフレットは旅の思い出になるだけでなく、絵や写真付きの物は、そのまま切り貼りして使えますし、入園料や開園時間、施設のおすすめ情報などが載っているものもあるので残しておくと便利です。
<旅行後の準備>
- 時系列ではなく、読み手が知りたい情報のみをピックアップする。
時系列にまとめようとすると、ページ数が多くなり、「旅行記」というより単なる思い出のアルバムになってしまいます。読み手にとってどうでもよい情報も含まれ、言いたいことが伝わらなくなってしまいます。
強く印象に残ったことや、旅を通してわかったこと、反省点などを中心にまとめると良いでしょう。
“高学年らしい“ものにしたいなら、伝えたいポイントを絞り、スッキリとまとめましょう。
これらの準備ができたら、あとはまとめていくだけです!
スケッチブックやスクラップブック、クリアファイルなどにまとめると良いでしょう。
高学年におすすめなのが、A4サイズのクリアファイルです。
A4用紙に書いてからファイルに入れていくので、間違えても書き直しが楽ですし、時系列ではなく、気付いたことからまとめていって、最後に好きな順に並び替えることができます(^^♪
自由研究に東京ディズニーランドへの旅を旅行記にまとめる場合のポイント
旅行記の基本がわかったところで、実際にディズニー旅を旅行記にするポイントをまとめていきましょう。
1.テーマや目標をしっかり決めて、下調べする。
例えば、
・待ち時間を減らし、多くのアトラクションを楽しむ
・ファストパスを取る順番やパーク内の周り方
・色んなキャラクターの写真を撮る
・隠れミッキーを探す
・ショーやパレードで良い場所取り方法を考える
・限定メニュー&定番メニュー紹介
・新アトラクションのおすすめポイント
・「ランド」と「シー」の比較
・車で行くか電車で行くか(交通手段)
考えただけでワクワクしてきますが、実は、これが最重要ポイントです!
ディズニーは、その全てが楽しく、興味深いものなので、先にテーマや目標を決めておかないと、情報量が多すぎて取捨選択できません。
2.写真をたくさん撮る。
チケットとパンフレットは、基本的には入園時に受け取るものだけになるので、代わりに写真をたくさん撮っておきましょう。
3.時計やスマホで時間を確認する。
待ち時間やファストパスの時間帯、ショーやパレードの開始時刻、家族との待ち合わせ時刻など、何かと時間をチェックする必要があります。
必ず、腕時計やスマホを身につけておきましょう。
以上のことに気をつけて書くと、「旅行記」が立派な「研究報告書」になります!
まとめ
旅行は下調べが大事です!
何の情報もなく、テーマや目標もないままでは、「全部写真にとらなきゃ!」「とにかくメモしなきゃ!」などと、“旅行記を書く“ということに気を取られて、旅行そのものを楽しめなくなってしまいます。
旅行記が単なる自由研究ではなく、読み手にとって面白い情報誌(旅行誌)となり、作成者にとって楽しい思い出のアルバムとなりますように・・。