赤ちゃんの便秘…まだ言葉で伝える事のできない赤ちゃんが、便秘によるお腹の張りや不快さから、機嫌が悪かったりすると、見ているママはとても心配だし辛いですよね。
私の育児中、良く母から言われた『便秘の時には砂糖水だよ』という言葉・・・便秘に砂糖水は効果があるのでしょうか?
また、作り方は?
この記事ではそんな砂糖水の作り方や、便秘の時の赤ちゃんのケアについてお話していきたいと思います。
砂糖水の作り方、便秘には効くの?
砂糖水の作り方、注意点は濃度
砂糖水の濃度は5%程度が目安のようです。作りやすい分量でご紹介しますね。
- 100mlの白湯(1度沸騰させて冷ました湯冷まし)
- ①の白湯が5~60度位のうちに砂糖5gを溶かす(白湯の量の5%の砂糖です)
- 人肌に冷ます
白湯の量は100mlでなくても大丈夫です。
ただし、白湯の量に対して砂糖の量は5%になるようにしてくださいね。
水道水にはカルキが含まれるので、沸騰させていますが、カルキ抜き機能のついている電気ポットなどのお湯を利用しても良いでしょう。
ミネラルウォーターなどを使うときは、赤ちゃん用の物を使うと安心ですね。
煮沸せずに使用できるものか、確認してくださいね。
使用する砂糖の種類は?
砂糖水といっても、使う砂糖はどの種類が良いのでしょうか?
一般的な砂糖はグラニュー糖と上白糖ですね。
コーヒーなどに入れるサラサラの砂糖がグラニュー糖、料理用に袋で売られている上白糖はどのご家庭でもあるのではないでしょうか?
上白糖やグラニュー糖でも、もちろん構いませんが、おすすめはオリゴ糖です。
オリゴ糖は野菜などから作られており、善玉菌を増やす役割を持っているそうです。
腸内環境を整える働きをしてくれるので、いちばんのおすすめです。
一般的に売られているオリゴ糖には、添加物が含まれていたり人工甘味料が含まれているものあるので、赤ちゃんの為に購入する際は原材料を良く確認して、純度の高い物を選ぶようにしてあげましょう。
赤ちゃんには使用しない方がいい砂糖
はちみつや、黒糖、キビ砂糖には加熱しボツリヌス菌が含まれている可能性があります。
ボツリヌス菌は熱にも強く、加熱しても死滅しないほどの耐久性があり、毒性も高い菌です。
1歳未満の抵抗力の低い赤ちゃんには、『乳児ボツリヌス症』という病気の原因になる恐れもあるので避けましょう。
砂糖水の与え方
飲み始めていい月齢は?
赤ちゃんは母乳やミルクというイメージですよね。
でも、お水と砂糖のみで作られている砂糖水は新生児から飲んでも大丈夫です。
もちろん、離乳食の時期にも大丈夫♪
ただし、歯の生えた赤ちゃんは甘い物なので、あとで歯みがきをしてあげることも忘れずに・・・
赤ちゃんにも優しい砂糖水ですが、甘味を好んで飲み過ぎてしまうと腎臓などに負担をかけてしまうこともあるそうなので、1回の量、あげる回数などに注意して飲ませてあげましょう。
飲む量と回数
授乳や離乳食の前にあげてしまうと、お腹がいっぱいになってしまって、母乳やミルク、離乳食の量が減ってしまう事も・・・
便秘のための砂糖水であって栄養はしっかり母乳やミルク、離乳食で摂る必要があります。
なので、食事前は避けましょう。
お外遊びの後や、お風呂の後など、汗をかいたり水分が不足してると思われるタイミングで1日2~3回、1回の量は20ml~30mlを目安にあげてみましょう。
飲み残したものは、処分しましょう。
唾液などが混ざっていると雑菌が繁殖して傷みやすくなります。
あらかじめ、作って分けておくことも可能ですが、冷蔵庫で保管して早めに使いきりましょう。
赤ちゃんのものなので、なるべく新しい状態にしておきたいですね。
まとめ
赤ちゃんの便秘に優しい砂糖水をご紹介しました。
でも、与えすぎて下痢になってしまうこともあります。
赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ進めてみてください。
また、砂糖水と一緒にお腹を優しく『の』の字にマッサージしたり、寝ている赤ちゃんの足を優しく片方ずつ曲げたり伸ばしたりと体を動かしてあげることも効果があります。
まだまだ腸の働きが未熟な赤ちゃん、不調が長引くようならしっかり受診しましょう。