車の運転眠くならない方法って?眠気覚ましに即効性のある対策は?

生活

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車の運転中に眠くなったらどうする?

事故を起こさないように、と緊張感を持って運転しているつもりでも、ふと気がつくと「今寝てた!?」なんてヒヤッとした経験ありませんか?

  • 運転中に眠くなるにはどうして?
  • 眠くなるのはどんな時?
  • 居眠り運転しないためにはどうすれば良いか?

そんな疑問にお答えします。

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車の運転中に眠くなるのはなぜ?

眠くなる場面別に、原因をみていきましょう。

  • 過労や睡眠不足

疲れていたり、睡眠時間が短く寝不足であれば、運転時に限らず眠くなるのは当然です。

また、長時間睡眠をとっていても、眠りが浅かったり、生活リズムが乱れていると、質の良い睡眠がとれず寝不足になり、眠くなります。

  • 食後(満腹時)

食欲を刺激する食欲中枢で発見された『オレキシン』という物質が、脳の覚醒と睡眠に深く関わっていることが研究によって解明されてきました。

このオレキシンが活発に働いている時に覚醒し、反対に、オレキシンの働きが鈍ると睡眠状態に入ると考えられています。

空腹時は血糖値が低くなり、オレキシンが活性化しますが、満腹時には血糖値が高くなり、オレキシンの活動が鈍くなるため、眠くなります。

  • ぽかぽか陽気

「温かくなると眠くなる」と感じたことはありませんか?

これには、自律神経の働きが大きく関わっています。

自律神経には『交感神経』と『副交感神経』の2種類あり、通常、起きている昼間は交感神経が優位に働き、夜の睡眠時は副交感神経が優位になり、リラックスした状態になります。

つまり、ぽかぽか陽気でリラックスした状態になり、さらに体が温まって毛細血管の拡張が起こると、副交感神経が優位になり、自然と眠くなるわけです。

  • 単調な道や慣れた道

直線区間のような単調な道、他の自動車が少なく空いた道路や通いなれた道では、緊張感を欠くため、脳が活性化しなくなります。

また、似たような景色が繰り返される場合にも、刺激が少なく、次第に眠くなると考えられます。

  • 同乗者がいない または 眠っている

同乗者がいなかったり、眠っている状況では、相手を気にしたり、話しかけられたりすることがないため緊張感がなく、視覚や聴覚など五感への刺激も少なくなるため、脳が活性化しなくなり、眠気を誘発します。

  • 眠くなる時間帯

私たちの体には2つの『体内時計』があり、生物学的には、1日に2回眠るように繰り込まれているそうです。

それが、夜の他に14〜16時頃になります。この時間は眠気が高まる時間帯とされるため、14~16時、2~6時が居眠り運転の多く発生する時間帯とされています。

かぜ薬や酔い止めなどの薬の中には、副作用で眠くなりやすいものがあります。

  • 過眠症

過眠症とは、夜寝ているにもかかわらず、日中に強い眠気に襲われ、起きているのが困難になる状態のことです。

『睡眠時無呼吸症候群』や『ナルコレプシー』など、様々な病気がありますが、本人も病気であることに気づいていないケースがあり、運転中に強い眠気に襲われ、大変危険です。

 

車の運転中の眠気覚ましに即効性のある方法は?

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眠くなる状況が分かったところで、もし眠くなってしまったらどうすれば良いでしょうか?

眠気撃退法をご紹介します。

おしゃべりする または 歌をうたう

同乗者がいる場合は、おしゃべりを楽しみましょう!これが一番です!

また、クイズやしりとりで脳を活性化させるのも一つの方法です。ただし、話に夢中になりすぎて運転に支障が出ないように気を付けましょう。

ひとりの時は、好きな音楽をかけたりしながら、歌をうたいましょう。音楽を聴くだけだと眠くなる可能性がありますが、うたうことで脳に酸素がたくさん送られて、脳が覚醒し、目が覚めます。

 

もし、同乗者が眠ってしまった場合はどうすれば良いでしょうか?

仮眠をとる

最も効果的なのは、仮眠をとることです。

ベストな仮眠時間は15分。

さらに、仮眠する前にコーヒーなどでカフェインを摂取しておくと、よりスッキリ目覚めることができます。

30分以上仮眠をとってしまうと、頭がボーっとして寝ぼけた状態になるので気を付けましょう。

たった15分ですから、仮眠できるように時間に余裕をもって出発しておくことをおすすめします。

オンオフを切り替える

ほんの数分で構いませんので、車を降りて、気分を変えましょう。

トイレ休憩はもちろん、自動販売機でドリンクを購入したり、コンビニやサービスエリアで買い物をしたり、少し歩くだけでも眠気覚ましになります。

 

では、渋滞にハマったり、高速道路で途中停車できない場合はどうすれば良いでしょうか?

眠気覚ましドリンクや錠剤、カフェインの多いコーヒーを飲む

恐らく誰しもが思いつく方法ですが、やはり効果大です。

カフェインは、眠気を引き起こす物質『アデノシン』の働きを妨害し、覚醒作用をもたらし、眠気を吹き飛ばす効果があります。

ただし、常用していると効き目が悪くなる可能性がありますので注意してください。

咀嚼する

食べ物を噛むことによって、脳の血流が良くなり、覚醒するといわれています。

つまり、たくさん噛むことで眠気を吹き飛ばすことができる、というわけです。

メントール配合のガムなど、気分がスッキリするものがより効果的です。ガムの他、おしゃぶり昆布、干し梅、スルメなどもおすすめです。

体を冷やす

温かくなると眠くなるので、体を冷やしましょう。

冷房をつけたり、窓を開けて外気に触れたり、冷たい飲み物を飲んだりしましょう。

眠い時は、自律神経の副交感神経が、交感神経よりも優位になっている状態なので、眠気を覚ますためにも、この様に刺激を与えることで十分効果が期待できます。

 

この他、眠気覚ましに効くツボを押したり、ストレッチをしたり、夜間であればコンビニなどの明るい場所で光に当たるだけでも眠気覚ましになりますよ。

まとめ

眠くなるのには理由があります。

普段から質の良い十分な睡眠をとるように心がけ、運転中に少しでも眠気を感じたら、状況に応じてきちんと対策を取りましょう!

 

とにかく、眠い時の対策ががとれるように、時間に余裕を持って出発しましょう!

“急ぐ”のと“慌てる”のとでは全然違います。

“慌てるのは重大な事故につながります!

長時間運転する際には、適度な休息や仮眠をとったり、複数人で交代できる体制をとるなどして、無理のない運転を心がけましょう。

万が一、過眠症など睡眠に関わる病気がある場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。