追熟する果物は冷蔵庫に入れる?キウイやびわなど食べ頃の見極め方

生活

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スーパーに陳列された果物の食べ頃はいつ?どうやって見分けたらいいの?って気になりませんか?

スーパーへ買い物に行くたびに、陳列された果物コーナーでつい足を止めてしまう私。

色とりどりの果物がとても美味しそうできれいですよね。

見ているだけで美味しい♪

旬の果物はもちろん、瑞々しくて甘くて美味しいですが、今は輸入果物(いわゆる日本の旬ではない果物や日本で作るのが難しい果物)も多く、一年を通して様々な果物を楽しむことができます。

 

さて、普段からスーパーで買い物をしていると、並ぶ種類やその産地から、果物の旬の時期をある程度は知ることができますが、一つ一つの食べ頃まで見分けるのは、意外と難しいです。

キウイなど、買って切ってみたら、まだ固くて酸っぱい!なんて経験ありませんか?

スーパーに必ず置いてあるバナナは、少し緑の状態で売られていて、買ってきて2日後くらいが美味しかったり、同様にりんごもこれから熟すのかと思えば、すぐに乾燥してパサパサになったり・・・

この違いは何でしょうか?

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果物には追熟(ついじゅく)するもの、しないものがある

実は、果物には「追熟(ついじゅく)」といって、果実が完成して収穫された後、一定期間置いておくことで果肉が成熟する、クリマクテリック型果物と呼ばれるものと、果実としての形が完成した時点で果肉も完熟するものがあります。

追熟する果物

バナナ・メロン・キウイ・洋梨・すもも・柿・マンゴー

追熟しない果物

りんご・パイナップル・いちご・ぶどう・柑橘類・すいか・びわ・さくらんぼ 等

 

つまり、りんご等の追熟しない果物は、収穫された時点が“食べ頃”で、スーパーに陳列されているものは、出来るだけ新鮮なうちに食べた方が良い、ということになります。

 

また、“食べ頃”かどうかの見極めが難しいのは、バナナ等の追熟する果物です。

スーパーに在るものが、今後完熟へ向かう可能性もあれば、既に完熟した“食べ頃”の可能性もあるということです。

では、どのように“食べ頃”を見極めればよいのでしょうか?

 

果物が“食べ頃”(熟してきた)かどうか、の判断方法

  • バナナ…黒い斑点(ジュガースポット)が出てきたら
  • メロン…お尻を押してみて、弾力を感じるようになってきたら
  • キウイ…人指し指と親指で、頭の軸の部分と尻の部分を縦にしてつまみ、上下に軽く押して柔らかくなってきたら(甘い香りもします♫)
  • すもも…しっかりと赤みを帯び、香りが立ってきたら

 

その他、基本的には柿やマンゴーもキウイなどと同様、軽く押してみて柔らかくなっていて、フルーティーな香りがすれば“食べ頃”です。

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実は、柑橘類も追熟する?

先に述べたように、ミカンなどの柑橘類は追熟しません。

「あれ?買ってきた日より甘くなった気がする・・」

それは、乾燥によりわずかに水分が蒸発して甘さが凝縮したこと、酸味が抜けて甘みとのバランスがとれたことによるもので、追熟とは異なります。

 

追熟する果物も収穫時に完熟する!?

 

追熟する果物=収穫してからでないと成熟しない

これは間違いです!

追熟する果物も、収穫せずにそのまま置いておけば、果肉も成熟します!

ではなぜ、未熟なうちに収穫するのかと言うと、未熟で果肉が硬い方が、輸送や販売時に傷つけたりするリスクが少ないためです。

 

果物を上手に追熟させる方法

基本的には、常温で保存するだけです。

折角いただいた高級メロン、いきなり冷蔵庫に入れてしまうと、追熟せず傷んでしまうので、常温下で追熟させてから冷蔵庫で冷やし、2、3日以内に食べるようにしましょう。

 

また、バナナの追熟最適温度は15度前後で、13度以下では追熟せず、甘みが増すことはないし、低温障害を起こして皮が黒くなってしまう可能性があるので、やはり冷蔵庫は避けた方が良いでしょう。

 

早く追熟させたい場合、キウイや柿など一部の果物は、りんごや熟したバナナなどと一緒に袋に入れておきましょう。

「エチレン」という植物ホルモンが、果物の熟成を促進するのですが、りんごやバナナなどは、このエチレンガスを多く放出するそうです。

 

まとめ

賞味期限や消費期限が表示された食品が身の回りには溢れていますよね。

そのため、果物や野菜など賞味期限の表示がないものの食べごろがわからず、完熟して美味しくなる前に食べてしまったり、待ちすぎて腐らせてしまうなんてこともあるのではないでしょうか?

なので、

  • 果物には、「追熟するもの」と「追熟しないもの」があります。
  • 「追熟しない果物」は、収穫された時点で食べ頃なので、スーパーで購入したら新鮮なうちに食べましょう。
  • 一方、「追熟する果物」は、スーパーに陳列されたばかりの段階では、まだ完熟していない可能性が高いので、“食べ頃”を見極めて美味しくいただきましょう♪

これらのポイントを抑えておけば、キウイやびわなどの見極めが難しいフルーツも、腐らせてしまうことなく、美味しくいただけると思いますよ。