60代のシニア世代は働く意欲はあるが仕事できない?

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60歳代。よくシニア世代と言われています。

年金支給年齢からすると、65歳から74歳を前期高齢者、75歳から89歳を後期高齢者と定義しているようです。

では、シニア世代とは、何歳からなのでしょう。

はっきりとした定義はありませんし、各種調査や民間施設の割引制度からしても年齢の対象がまちまちです。

おおよそ60歳前後からと言われていることが多く、早い段階では、50歳以上をシニアと呼んでいるようです。

ちょうど、60歳は定年退職を迎える時期です。

今は、高齢化社会の進展により、定年の延長や再雇用が進められていますが、一般的には、60歳でひと区切りなのでしょうか?

今後、ますます人口減少社会が進む中で、60歳代の皆さんが社会や働く場での活躍が必要になってくると考えます。

では、勤労意欲のある60歳代の雇用状況と雇う側(企業など)が、これからどうしようとしているのか。

また、今後、若い世代、特に、人を指導していく立場のリーダー世代が、人生の大先輩である60歳代を含む年配の方に対してどのように接していけばよいのか。

具体的な状況を示しながら紹介していきますね。

なお、ここでは、60歳代の方をシニア世代と呼ばせていただきます。

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60代以上のシニア世代の雇用状況は?

 

国(内閣府)によると、平成28年では、労働力人口6,673万人の内、65歳以上の人が占める割合は、11.8%となっており、その割合は上昇し続けています。

また、現在働いている人で約8割の人が、「いつまでも働きたい」「70歳まで、それ以上働きたい」と答え、高齢期にも高い就業意欲をもっている様子がうかがえます。

 

男女別の就業状況では、男性の就業者の割合は、55歳から59歳で90.3%、60歳から64歳で77.1%、女性では、55歳から59歳で69%、60歳から64歳で50.8%となっており、60歳を過ぎても働く人が多いことがわかります。

 

また、受入側の企業では、希望者全員が65歳以上まで働ける企業の割合は、74.1%となっています。

シニア世代は貴重な人材?

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シニア世代の雇用状況からもわかるように、半数以上の方が働いています。

特に、男性は7割の方が働いている状況ですね。

 

また、高齢になっても、働きたいと考えている方も多くいます。

人口減少社会の中で、シニア世代は日本の国を支える貴重な人材であると思います。

 

2017年、経済は順調に改善し、高い成長が実現した年でした。

中でも、製造業は、半導体の製造やロボット需要が拡大して大きく伸び、その影響は小売りや飲食業にも波及してきました。

 

しかし、経済が好循環を続ける中で、大きな問題は人手不足です。

これから企業は人手不足を補うために、ロボットの導入や業務の見直しに取組んでいくことでしょう。

そして、高齢者や女性の活用により、不足している労働力を補おうとしています。

 

60代は働く意欲はあるが扱いに困ることも

 

このように、シニア世代の皆さんは、働く意欲は旺盛であり、雇う側(企業など)からは重要な戦力であると考えていることがわかりますね。

これからは、定年が延長され、再任用制度が普及をしていきます。(既に、なっているようです。)

 

当然、シニア世代、高齢の皆さんといっしょに働く機会も増えてきます。

そこで、若い世代で指導者側であるあなた。

30歳代から40歳代のあなたは、シニア世代の方に比べて、体力などは勝っていることでしょう。

しかし、年齢を重ねれば、だれしもこの年代になるわけです。

 

シニア世代の皆さんは長年、一生懸命に働き、そこで、培った知識と卓越した技量をもっている方が多いと思います。

これは、若い皆さんが持っていない貴重な財産ではないでしょうか。

 

まとめ

 

若い皆さんは、自分にない「貴重な財産をもっている人」「人生の大先輩」として敬意を払い、思いやりをもって接することが大切ではないでしょうか。

そして、そっと寄り添ってあげてください。

自分の親に対するように。

シニア世代の皆さんも臆することなく、堂々と誇りをもって働きましょう。

お互いに、リスペクトの気持ちをもって接することが一番大切と考えますよ。